爺は頻繁に外食も中食もする。新宿からの帰り御苑前にある水餃子で人気の老舗北京料理店「随園別館」の500円弁当を購入。安価だが美味しい日替わりはすぐ売り切れ。今日のは牛肉大根煮とキャベツ炒め。ライス、搾菜、煮卵別盛りでこのボリューム!先日買ったMストップの弁当の酷さと対照的。ちなみに「随園」は清の文人・袁枚の庭園であり彼のグルメレシピ「随園食単」にちなむ。この店別館あれど本館なし!
花見シーズン到来でワクワクしているのだが、仕事が妙に立て込んで気が気がじゃない。でも忙しいほど逃げたくなる根性腐りなので旨いもん作りに逃避。ご飯に残り物の塩鮭をほぐし入れたのだが、気づいたら稲荷ずしを作っていた。紅ショウガ乗せて、つまめるようにノリで帯したがこれは湿気て失敗。ま、花見弁当の試作品だね。誰か一緒に行こうよ~。
吉宗は積極的な人材登用をした。採用官は大岡越前守忠相。算術得意の野田文蔵を面接した際、「”二一天作の五”はいくらか?」と問うた。これは10÷2のことだから子供でもすぐ暗算で答える。しかし文蔵は、いちいちソロバンに入れてから「五でござる」と答えた。この慎重さに感心した大岡は即採用決定。経理責任者になって幕府会計は透明になった。
”二一天作の五”というのは、割りの玉を2と置き、10の位に1と置けば、おのずと5になるとの意味。転じて半分にすることや計算、勘定の意味になった。ちなみにワシ、小学6年の時、商工会議所珠算2級だったじぇい。へへへ。
駅前の客待ちタクシーがずらりと列を作る。そして順番に客のいる乗り場に移動する。これには暗黙の仕組みがある。先頭(鼻という)を取っている列から次々に出る。その待機分が全部出たら、別の列が鼻を取る。係員が指示を出す場合もある。この秩序を破って、割り込みやズルをするのをタクシー業界用語で「手裏剣を飛ばす」とか「風車」と呼ぶ。ヒェーッ知らんかった!でしょ。観察と調査の結果分かったぜ。
高級な碁盤や将棋盤の裏には、四角く掘った穴にピラミッドをはめ込んだような細工がある。これは盤の材料である柾目の厚板をじっくり乾燥させ、かつ碁石や駒を打ち込んだ時にパシリと良い音がするようにとの工夫らしい。物騒な俗説では、これを「血溜まり」と呼び、不正や岡目八目で介入したものの首を切って据え置くための窪みだという。ヒェーッ知らんかった!ペラペラの板しか見たことなかったから。