h.Tsuchiya

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「不惜身命」は難しいなぁ

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病み上がりの友人H君と新宿高島屋玄海で「水炊きランチ」。病に色んなことが重なって初夏には実家(新潟県)に帰るという。聴きながら「不惜身命」なる言葉を思う。若乃花横綱を受ける時に使って以来有名になった仏教用語。意味は字の通り「身命惜しまずがんばる」こと。年取ると体のどっかにガタがくるが、そこでビビる奴と、気にしない奴に分かれる。自分は後者だが、いつか弱気になるかもしれない。「不惜身命」の気概を維持するのは簡単ではない。あ、ランチはうまかったし、値段も手頃でおすすめ。

幻視の満月夜桜

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厳密にいうと今夜は「十六夜(いざよい)」だが、月の光が美しい。そして名残の桜満開。月にも桜にも酔わない日本人はいないと思う。もちろん酒も欠かせないけど……。清少納言西行梶井基次郎坂口安吾も「狂う」ほどに愛でていた。写真下手な自分には満月と夜桜を一緒に撮るウデはない。使わしてもらったのは「Jazz鋼棒Nishimura]さんの画像。月は合成だそうだから実際には見えない「幻視」の風景。

アロエがハゲに効くか?

ある美容医院A院長が「アロエの成分が頭皮の炎症や余分な皮脂の分泌を抑えるので、抜け毛や白髪にも効く」とPRしているが、昔からある迷信の焼き直し。知人のオッサンは、20年も髪にアロエ塗っていたがピカピカに剥げた。先の院長の発言もよく読むと「期待できる……」とトーンダウン。だまされるな!ハゲ諸君、バーコードやヅラは止めて、堂々と世界を明るくしようぜ!

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「ドレミの歌」考

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四谷生まれのペギー葉山さんが今日(4月12日)亡くなった。83歳。彼女の友人の本を書くため銀座の風月堂で取材したことを思い出す。彼女自身が日本語の詩を充てた『ドレミの歌』はヒットした。自分はジュリーアンドリュース版で聞いていたので違和感があった。「ラ」はRなのに「レモン」(L)だし、「シ」(Si)ではなく「Ti」(ティ)(tea)だろうと一人突っ込んでた。さて、冥福を祈って『南国土佐~』や『学生時代』でも聞くことにするか。

春雨じゃ濡れてまいろう

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このセリフ知っていたら60歳以上。新国劇の名作でたくさん映画化された。実在のモデルは土佐勤王党武市半平太福岡藩士月形洗蔵の二人。馴染みの芸子・雛菊とほろ酔い気分で帰る。春雨なら濡れるのも酔った身には気持ちがよい、しかも彼女連れなら風情があると洒落こんだ。……500円のビニール傘で一人でコンビニから帰るワシとはだいぶレベルが違う。

爺飯17 里芋ペーストカナッペ

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 里芋を煮ていたのに仕事に気を取られ、煮すぎてしまった。これを潰してペーストにし、オレンジの皮を乗せてクラッカーに。酒のツマミがなかったけど、このカナッペが間に合った。かすかなオレンジ風味も悪くない。明日朝は、トーストに乗せてみようかな?

爺飯16 「芋粥」

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 平安時代、主人公のさえない官吏・五位は、「芋粥(」山芋を甘葛の汁で煮た粥)を、いつか飽きるほど食べるが夢だった。その望みを耳にした藤原利仁が、「ならば私が、あきるほどご馳走しましょう」と申し出る。五位は戸惑いながらその申し出に応じたものの、大鍋一杯の芋粥を目にしたらなぜか食欲が失せてしまった(芥川や今昔物語に出てくる話)。とりあえず里芋と米で「もどき」を作ってみた。旨い!