h.Tsuchiya

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ミョーに「ウマの合う」友

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 日曜日、福永がワグネリアンに騎乗してダービー制覇。こういう人馬一体を「ウマが合う」という。同日、明石家さんまはTVで、島田紳助を何とか復帰させたいと考えていたが吉本との調整が不調だったことを明かした。この二人は62歳で同期。18歳から、仕事でも私事でもずっと絡んで来た「戦友」だ。『ひょうきん族』で続けた「洗濯女」ネタも、二人が虚実混ぜて作ったもの。二人ともツッコミ役のように思えるが、共演する時は泣き虫で「へちま」の紳助を、さんまが引廻す。でもこんなスピード感のあるコンビは空前絶後。2011年以降、二人の「ウマの合う」絡みはYouTubeでしか見れない。……「ウマの合う」友というのは、会えないととホントに寂しい。紳助を思うさんまの気持ちはよっく分かる。

三社祭とニッポン映画

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 朝、カンヌ映画祭で是枝監督の受賞と樹木希林(75歳)の記者会見のニュースを見た後、浅草に行った。三社祭最終日。友達のお囃子を追い、人の波に押され漂うように移動した。たくさんの、多様なガイジンに囲まれながら、「この人たちは、この祭に何を感じているのか?」と気になった。欧米風パレードや中華街の獅子や龍とも違うし、和太鼓パフォーマンスとも違う伝統神事。知的なつもりのガイジンでも、浅草神社の祭礼なのに神輿が浅草寺本堂を巡ったりするので混乱するだろう。映画も祭りも言語や知性だけで伝えるものではない。会見で上手く答えられない希林に代わって是枝が、「台本にないひと言を言ってくれることで映画を変える人」と評した。それは演技ではなく彼女の生き方だから普遍性がある。まだ死なないで欲しい人の一人。

爺唄24 「子守り」に思う「ベビーシッター活用」

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 消えて行く歌ジャンルの一つが「子守歌」。ねんねんころりよ おころりよ ぼぅやは良い子だ ねんねしな(江戸の子守歌)、ねんねした子の 可愛さむぞさ おきて泣く子のつらにくさ♪(五木の子守歌)、この子よう泣く 守りをばいじる 守りも一日 やせるやら♪(竹田の子守歌)……貧しい家の少女が子守り奉公に出ていたことや、幼い妹弟を負いながら遊ぶ子が珍しくなかったことを知らなければこの歌の情緒はわからんだろな~。少子化の一因が「子育て敬遠」風潮にあるとしたら、昔風子守りの復活や、欧米並みにベビーシッターを活用するような動きを応援すべきだろう。孤立しているヤンママやジジババ頼みも限界という若夫婦、キャリア重視夫婦を助けられるかもしれない。一番良いのは、「子育て」は多様で、自然でいいんだとわかることかもしれない。

爺本12 『国富論』を読む前にコレ!

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 たまにはカタイ本。グローバリズム自由主義経済を賛美する人は、アダム・スミスの『国富論』にただ1度出てくる「神の見えざる手」という言葉を掲げて、「経済は自然と効率化し、富も全体に行き渡る」というデタラメを言う。だが、それはスミスの真意と違う。GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)が圧倒的支配力を持っている現代とも違う。どんな職業人でも、今は、哲学や経済学を再学習しないとヤバイと思うのだが、それにはやはり適当な先達(ナビゲーター)が必要だ。そこでおすすめが堂目卓生の『アダム・スミス』(中公新書)。これはスミスの『道徳感情論』を再発見した本である。学術っぽいが、終章はこうまとめる。「多くの人間が陥る本当の不幸は、真の幸福を実現するための手段が手近にあることを忘れ、遠くにある富や地位や名誉に心を奪われ、静座し満足しているときに動くことにある」。地域創生や仕事改革を考える人は、まずこれから読んだらどうだろう。

爺飯41 そら豆&新玉ネギの「ミッキー」

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 今夜、マンションの大家さんから大量の空豆と新玉ネギをもらう。彼の千葉の実家で育てたもの。この豆は足が速いのですぐにサヤから出し、少し切り目を入れて塩ゆでにした。以前、そのまま茹でて冷ましたら皮がシワシワになったのを反省、少し学習した。多すぎるので近所のスナック「高樹」にもおすそ分け。自分はアツアツの奴をつまみに缶ビーで晩酌。旬の甘味と香りがした。冷凍できるから明日以降、他の料理にも使えるのが楽しみ。……うれしいのは、旬のものをゲットしたからではない。こんな都心のマンション暮らしで大家と店子が友達つきあいできていることがラッキーだ。ミッキーマウスでいうと、ミッキーと犬のプルートの関係みたいなもんかな?(互いに役割が入れ替わるけど)。近所にミニーみたいなガールフレンドがいたらまた違うんだけど、その気配はなし。でも、人間関係は、適度な距離感で「淡交」というのが良いように思う。

「桂花」さん、御一考を

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 新宿の熊本ラーメン「桂花」にもう50年近く通っていることは前にも書いた。ポイントカードのシステムが最近変わって、10回ごと5段階のカードになった。今日、満杯になったカード特典を使った。名物の「太肉麺(ターローメン)」(980円)がタダになるほか、オリジナルTシャツかオリジナル丼鉢がもらえる。選んだのはTシャツだったが、これがなかなか恥ずかしい代物。生地はユナイテッドアスレの良いのを使っているのだが、街着に着れない。それにサイズMは無理。さらにおまけに箸もくれたが、これも……。熱いファンには垂涎のアイテムかもしれないし、メルカリなら500円で売れるかも。でも、「桂花」さん、長年のファンの嗜好には合わない気がするぜ、ぜひ、ご一考を。それとファンテン店の味が時々やたらと塩ッぱいのも心配。末広店の方が安定している。……このサイトの読者に、このあたりの機微をわかってくれるオジサン、いるんだろうか?

爺歌23 今夜のオカズはCHAIの4人娘で

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「♪せこい ずるい やすい男には ついてくなよ 美容師 バンドマン バーテンダーには ついていくなよ♪」はCHAIの『ボーイズ・セコ・メン』の歌詞。公式サイトには「かっこいい人はみんなセコくてズルくてヤスいから、魅力的だよね。魅力的なセコい男に騙されたらいかんよ。でも、騙されるよね、だって、魅力的なんだもん。みんな1回は経験あるよね。てか、ボディータッチとかズルくない?」……ふだん「美人ね💛」とか「可愛い~💛」とか言われつけてないフツーの女子は、ゼッタイうなづく。ばかりか、全然イケてないのにモテ男を「せこくてずるくてやすい」と小声で軽蔑してきた多数派男子も共感するだろう。……名古屋から5年前にデビューした彼女らは歌詞も演奏も良いし、フジロックやアメリカで見せたライブステージングも上手い。「ベビメタ」からこっちに乗り換えたオッサン、オバサンファンが多いのもうなづける。『かわいいひと』の歌詞もハゲシク同意できると思う。