男が「喰う」ことを語るのはさもしい、と思い続けてきた。60過ぎて思い直し、語ってもいいかもと「爺飯」を書いている。形而の上と下を行きつ戻りつ、先達の語り口をノートしつつだ。『文人悪食』『もの食う話』もノートした。だが、「何を食べたか言ってご…
ほぼ半世紀前に自殺した五輪銅マラソン走者・円谷幸吉の遺書がせつない。「父上様、母上様、三日とろろ美味しゆうございました。干し柿、餅も美味しゆうございました。敏雄兄、姉上様、おすし美味しゆうございました。克美兄、姉上様、ブドウ酒とリンゴ美味…
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