ほぼ3ヵ月間におよぶ「就活」を経て、65歳からの再就職に挑戦してみた。
上京以来ここまで2年間ぐずぐずと フリー編集プロデューサーの道を探ってみたが、
非現実的な夢想だと気づき、人生初の「就活」をネットでやることにした。
いや~これが笑っちゃうほど難しかった。すでに前のブログでも書いたことだけど
ここでも一回、振り返っておこう。
100件以上応募しても願書を出すにいたったのはわずか3件。
「ハローワーク」のサイトに登録すると、たくさんの人材派遣・紹介会社からメール
が来る。決まったフォームに、自分のプロフィールや職歴などを書き込み、さらに
職務内容、勤務地などの希望条件を指定できる。
まずは、やりたいことに近い「クリエイター職:編集、コピーライター」なんて職種
を希望して絞り込むが、どれもこれも「帯に短し、たすきに長し」。いいなという
のが見つかって「応募」クリックすると、数日して「残念ながら希望に添えません」
という断りメール。当初、こればかり続いてきた時はさすがに落胆した。
「あぁ、俺はもう世間から必要とされていない人間なんだ。社会のゴミか……」と。
でも、そこは性格上”めげない”。途中から、「コンサルタント」「営業職」「サービス
業」「飲食」と、できそうなことを全部カバーして応募する作戦に変更。
数は増えるものの、結果は同じ。露骨に理由は明記しないものの、断る理由は、
とにかく「年寄りはお断り」ということらしい。
かねてから、体力もスキルもいらない職場なのに若い連中しか採用しないのが妙だと
思っているのだが、日本の雇用文化はどこかおかしいなんてことも考えだす。
愚痴っていてもしかたないから、条件に「年齢不問」といれることにした。これが
ビンゴ!みごとに高齢者向けの仕事情報が届く。ただし……
介護支援、警備員、ビル掃除、運転手……と予想通り。もちろん立派な職業だが、
まだ?やりたくない。そこで「アルバイト」探しにも手を広げて、本命が見つかる
までの”つなぎ”策を講じることにした。これも色々あるのだが、選んだ結果、
日曜日だけの「模擬試験監督」というのに応募。これは数回やったし面白いが、
金額が知れている。でも、家でゴロゴロ鼻毛抜いてるよりはましだろう。
てな具合で、ここまでの経緯は一冊の本にできるほど(笑)。
職探しでいろんなところを見ながら、いつも「底辺はテーヘンだ」とダジャレてた。
結論からいうとここまでの経緯は一冊の本にできる(笑)。
で、明日がその初出社で契約日。う~ん、緊張しちゃなぁ。
でも向こう(会社)の若い社員はもっとやりにくいだ
ろうけど(笑)。