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RIPE's blog

記事の中身は「R65」。年の功がある人(RIPE)向け。でも若い人も大歓迎ですよ(笑)

24時間無休営業は止めようぜ

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 師走を前にして何となく世間がざわついて来たように感じるのは気のせいだろうか? ボーナスを当て込み、やれクリスマスだと騒いだらずぐに年末年始だ、福袋だ……とバタバタする。どこの店も営業時間延長で掻き入れを狙う季節だ。自分のような貧乏人にはうるさい限りだ。なかでも許せないのは1月1日の元旦から営業している店だ。そりゃ、初詣で帰りに小腹が空いたからちょっと、なんてぐらいの需要に応えるなら許せるが、電気屋や服屋までがそうする必要がどこにある。

 三が日に出かけるのは初詣でか年始挨拶ぐらいのもので、基本的には家でゆっくり過ごすのが日本文化の伝統だろう。心を少しざわつくのは年賀状に旧知の人の分が紛れているのを見つけた時くらいでいい。食べ物も火を使わずにすむように「おせち」があるではないか。歳暮にいただいた筋子かなんぞで酒でも飲んで寝転がって、ほろ酔い頭で1年の計を考えれば良いのである。年寄りだからこういうのではない。最近の日本人がゆとりを無くし、若者のチャラい言動に目を向けすぎ、精神が退化していると思うからだ。せめて正月の過ごし方ぐらい復古的にならなきゃどうする、と思う。ま、この言いぐさが完全にジジイなんだけどね。

 思えば、むかつくのは元旦だけじゃない。コンビニやファストフードの24時間ないし20時間営業もだ。なぜ、終電過ぎてまで店を開けておく必要があるんだ? そりゃ、ひと昔まえに、「24時間闘えますか?」的な風潮があって、「開いてて良かった♪」式の無休営業がピッタリ来てた時代があった。でも、もうそういうのはとっくに終わったではないか。ポツリポツリとくる深夜客のために、ぼっちでカウンタ―で丼を掻き込む客のために、駐車場でたむろするアホヤンキーのために……大して売り上げに繋がるとは思えないことをどうして続けるのかわからない。競争というより叩き合い、生き残りのためにワンオペだ、ブラックだ言われながらも続ける商売は美しくない。この時間帯のコストパフォーマンスとか社会的影響とかをちゃんと計算して、進んでビジネスモデルを転換するような、賢い経営者は日本にはいないらしい。

 「24時間無休営業」というビジネスモデルは、少なくとも脱消費社会の先進国には似合わない。国民総出で徹夜しないと成り立たないくらいの社会でやれば良い。文化は単純な2次曲線で進化するものではない。行きつ戻りつを何度も繰り返して少しづつ豊かなものになって行くはず。一見、不便さに逆戻りするかに思えるが、「24時間無休営業」を止めたら、夜は暗くて、静かで、誰もが休む時間帯という当たり前のことが分かる。その静かな時間、一人になって過ごす時間を少しでも増やすことが内省を促すはず。これまでなんとバカで非生産的なライフスタイルを続けてきたか、が分かる。日本人も少しは成長できる良い機会だろう。

 とにかく決めた。師走でもバタバタはしない。夜中に町をうろつかない。早く寝て早起きする。では、おやすみ……zzzz。