h.Tsuchiya

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コージーな友、シュアな友

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 行きつけの喫茶店のトイレは、いつも温かい。というより熱い。1枚脱ぎたくなるような温度設定だ。トイレだから脱ぐのはいいだろうけど、ちょっと驚く。どうしてこんな温度にしているのかと考えた。いつもの妄想だが……。

 客商売に限らず店や会社のオーナーやマネージャーはいつも他店、他社の動向を気にしている。そこでの見聞や気づきが参考になるからだが、この店のマネージャーは、きtっとどこかでトイレに入って冷やりとした体験があるのだろう。そして「これはイカン! トイレは温かくなければ」と確信したに違いない。

 そこで、実際に実行するにあたり、マネージャー氏は、きっと誰かに相談しただろう? そして自分の信念も語り、同意してもらっただろう。では、誰に相談したか? 2通り考えられる。一人は、気のおけない友だちないし側近。もう一人は、世間のモノサシというか常識的、確定的な意見を言える人だ。前者は、「コージー君」、後者は「シュア君」と分けよう。コージーはCOZYで、居心地の良い、こじんまりした場所のこと。友として大物じゃないが、何でも受け入れてくれて具合が良い。シュアはsureで、確かなことしか言わない。世の中のトレンドがこうであるとか、常識的にはこうだということをズバリという。時には耳の痛いことも言う。

 こういう2通りの友達がいるマネージャ―氏はラッキーかもしれない。アクセル役とブレーキ役がいて、双方の意見を聞けば、おのずとバランスのとれた判断ができるからだ。でも、人間社会は、そう都合よくブレンドされていない。とかく自分の周囲には、コージー君しか置きたがらないものだ。となると、ブレーキが効かないまま、マナージャー氏の独りよがりになってしまいがちだ。

 さて、この店のトイレは、いつまでこの高温状態を続けるのだろう? 店員が「これはおかしい」と気づいて直す気配はないから、お客さんからクレームが出ない限り、このままだろう。トイレは昔からモノを考えるには良い場所(馬上、枕上、厠上)とされてきたが、ボクも用を足しながら、2種類の友のことを考えた。「あれれ、俺は大事な決断の時に、誰かに相談することって少なすぎたなぁ」と。何でも独りよがりで決めてきてしまった気がする。……うーん、友の力をもっと借りていたら、人生違っていたかも、と反省。