h.Tsuchiya

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平成の日本映画を観たい

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「意識高い系」を気取る気は全然ないのだが、ここ20年ほどTVも新聞も雑誌もちゃんと見たことがないので、ネットのニュースで話題になることでも、さっぱり見当もつかないことがたくさんある。とくに芸能だの映画おや音楽のジャンルだ。

 だからというわけではないが、このGW中、YouTubeで日本の映画やTVドラマをかなりたくさん観た。昭和のものなら、以前から、戦前ものも含めて監督別にかなり見た気がするので、平成ものに絞った。たとえば
 「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」「リンダ、リンダ、リンダ」「円卓 こっこ ひと夏のイマジン」「中学生円山」「THE 有頂天ホテル」「君に届け」「ごくせん」「KAMIKAZE TAXI」「キツツキと雨」「フライ、ダディ、フライ」「はじまりのみち」「天城越え」「捨てがたき人々」「I am ICHIHASHI」「ストロベリーナイト」「赤い橋の下のぬるい水」「テルマエロマエⅡ」「リーガルハイ」「TRICK」「SPEC」「超高速参勤交代」「のぼうの城」……等々。およそ50本。バラバラだ。

 今村昌平の「紅い橋の~」など、役所広司ものが少し多い。「はじまりのみち」は木下恵介疎開エピソード、「天城越え」は、大塚ハナを田中美佐子が演じた版。過去の田中裕子や大谷直子より良くなかったが、多吉少年を嵐の二宮が演っていたのが興味深かった。いや、個々の映画評はまた今度。世間で話題になった、どちらかといえばB級の日本の映画やドラマを20年間も観たことがなかったことを実感した。

 娯楽もののかなりが、漫画が原作になっていることにも驚く。映画の脚本を書ける人がいないのだろうか? それとも手っ取り早くて、観客やマルチウィンドウビジネスも期待できるからだろうか? それが良いとか悪いとかはどうでも良い。しょせん娯楽Passtimeなんだから、適当にひまつぶしできれば良いと思う。でも、日本の映画から、何かの力が喪っている気がするのはボクだけだろうか? それは平成になってからというより、あの昭和末期のバブル期、Vシネマ全盛期の頃からという気がしている。映画館にも行かなくなった頃だ。喪ったものの一つは、脚本、助監督、照明、音声などのスタッフ力だと思う。というかチーム力だ。

 ま、ボクごときの狭い見聞で日本映画を語ってもしょうがない。たぶん、まだまだ観たりないのだろう。誰か本当に「面白い」(主観的でいいんだけど)平成の日本映画を教えて欲しいな。あ、あくまでYouTubeで観られるものね。

 おまけ:おすすめは「赤い橋の下のぬるい水」。潮吹き女が爆笑もの。今村昌平っぽいユーモア。