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RIPE's blog

記事の中身は「R65」。年の功がある人(RIPE)向け。でも若い人も大歓迎ですよ(笑)

「里の秋」異聞

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 辛口の佐高信が今日「ダイヤモンドオンライン」のコラムで、珍しく倍賞千恵子を激賞していた。「へぇ~、佐高もファンか」と思いつつ、YouTubeで、彼女が唄う『里の秋』を聴いていたら3番で「さよならさよなら椰子の島 お舟にゆられて帰られる ああ父さんよ御無事でと 今夜も母さんと祈ります」と不思議な歌詞になった。普通の(もちろん良い歌だが)、ノスタルジックというか牧歌的な唱歌だと思っていたから驚いた。https://www.youtube.com/watch?v=h144mLquMFs

 調べてみると、実は、終戦後昭和21からのNHK放送「復員だより」のテーマソングだった。川上正子という人が唄っていたらしい。この放送は後の「尋ね人の時間」である。ちなみに、この両番組では9万9000件以上を紹介し、そのうち約1/3が再会までたどり着いたという。「尋ね人~」は昭和37年まで続いたから、自分も聞いた記憶がある。

『里の秋』異聞はこれで終わらない。この歌の元歌が戦前にあって『星月夜」という題名。それには4番があって「「父さんの活躍を祈ってます。将来ボクも国を護ります」というような軍国少年向けの内容になっていたのだという。

 人に歴史あるように、歌にも歴史あり。いやいやいや、ビックリざんした……。