RIPE's blog

記事の中身は「R65」。年の功がある人(RIPE)向け。でも若い人も大歓迎ですよ(笑)

ボクらの「戦争」?

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 先週のNHK「新・映像の世紀」は「若者たちの反乱」というテーマだった。1960年代末、世界同時に若者たちがエスタブリッシュメント(既存体制、既存権力)に対する異議申し立てをした。1968年、フランスでは学生で赤毛のダニーことダニエル・コーン=ベンディットがリーダーになり、労働者のゼネストも生み出した。ドイツでは、ルディ・ドゥチュケがリードして翌年春まで闘争を引っ張った。1969年11月には、米国でベトナム反戦の50万人デモがあった。その前には68年10月に新宿騒乱が起き、69年1月に、日本でも、東大安田講堂占拠事件が起きた。リードしたのは山本義隆最首悟だった。私大では秋田明大だった。ちなみに、この連中は、今のシールズとはまるで違う!

 同時代性(シンクロニシティ)を無視して、「全共闘は愚かだった」「団塊世代の無駄なあがき」……等々の批判を上下の世代から、今日でも受けている。これは、片手落ちであり、無知蒙昧な言いがかりだろう。

 都下の地味な国立大にいて、曲りなりにも全共闘を作り、バリ封鎖も、団交もやっていたワシだったが、結果を言えば、何も得ることはなかった。しかし少なからぬ仲間たちは、自殺したり、心を病んだり、退学したり、田舎に帰ったりした。その一人ひとりを、また授業に戻っていく旧「戦友」を、何も言えずに見送った。外からみれば、単に無気力になっただけのようでも、自分が経験したのは、自分なりの「戦争」だった。大袈裟にいうと、人生の方向が、この時決まったのかもしれない。

 似たような体験をした人はたくさんいる。自分の場合は。「就職しない」ことが戦いの継続に思えた。「誰かに飼われるイヌでなく、自分で餌を探す野良イヌ」で良いと覚悟した。以来、半世紀が過ぎた。……こんな話は、このブログだけにして、もう封印しようと思う。