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爺飯30 「喰う」を語らぬ美学

 男が「喰う」ことを語るのはさもしい、と思い続けてきた。60過ぎて思い直し、語ってもいいかもと「爺飯」を書いている。形而の上と下を行きつ戻りつ、先達の語り口をノートしつつだ。『文人悪食』『もの食う話』もノートした。だが、「何を食べたか言ってごらん、どんな人か当ててみせよう」(ブリア=サヴァラン『美味礼讃』)と言うような不遜さは持てない。自炊独居老人初体験中なのだから、まだまだ勉強することの方が多いし、まだ気恥ずかしい。