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爺飯33 荷風が愛した「かつ丼定食」

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 永井荷風は78歳で歩行困難になってから、食事は本八幡の貸間近くにあった食堂「大黒屋」で同じものを食べていた。かつ丼と味噌汁ろ上新香に1合の酒(菊正宗)を付けた。帰る部屋は超ゴミ屋敷。1959年4月30日、死んでいるのが見つかった。少しの吐血にかつ丼の米粒が見つかった。傍らのボストンバックには現金と通帳。その額、現在に換算して約6億円だった。その後「大黒屋」は荷風のメニューを「荷風定食」として売り出した。だが今年6月、食中毒事故を出して閉店。『日和下駄』で行く昭和な散歩先がまた一つ消えた。