h.Tsuchiya

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都心の隣人付き合い考

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「四谷赤坂麹町、ちゃらちゃら流れるお茶の水、粋な姉ちゃん立ちしょんべん」(フーテンの寅)で知られる都心に棲むが、集合住宅の隣人付き合いはほぼゼロ。上の住人は夕方5時に出かけ、朝方4時頃に帰宅する人だった。一度、うちのベランダに落ちた洗濯物を引取りに来たことがあったが、水商売にしても地味なオバサンだった。行動が時間に正確なので、ひそかに「Mrs.カント」と綽名した。哲学者カントは、早朝に起き、午前中は仕事。帰宅し、決められた時間になると散歩に出かけた。あまりにも時間に正確なので、人々はカントの姿を見て時計の針を直したという。オバサンの行動パターンが変化したのは5月下旬頃、ほぼ毎日在宅の様子。「商売こけたか?」と予感したが、先月末に引っ越したと判明。引越理由も行先も知る由も無い。都心では「流れる河のごとき」付き合いが普通だよね。別に嫌いじゃない。