h.Tsuchiya

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爺時3 「イデオロギー」が蒸発した1991年

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 世界も人間も歴史も簡単に”腑分け”できるという思い込みがイデオロギーである。人の自由意志を無視する分、単なる思想信条より始末が悪い。「共産主義vs.資本主義」なんてのがその典型であり世界を東西に分断した。だが、1991年に東側陣営が一方的に瓦解を始めた。ドイツ、東欧に次いでバルト三国の独立、ユーゴも解体。ゴルバチョフはブッシュと戦略兵器削減条約に調印。8月には彼をめぐるクーデーターがあり、年末にはソ連が無くなった。これを「共産主義の敗北=自由主義の勝利」と言う人がいるが、実際には「イデオロギー」という20世紀の”お化け”が蒸発したのだと思う。時代は民族と宗教の戦争に移った。……個人的にはこの年にインターネットのWWWが生まれたことの意義の方がはるかに大きかったと思う。