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爺歌34 「精霊流し」と宮崎康平

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 今夜8月15日夜から長崎では盂蘭盆送り火行事「精霊流し」が挙行され、深夜から現地の民放ネットでも中継される。「精霊流し」が有名になったのは、現地出身・さだまさしの大ヒット曲による。結果だけみて「名曲だ、さだくんは天才」と持ち上げるが、グレープ最初の「雪の朝」は8000枚しか売れなかった。すべてのヒットは時の運と熱心な応援者無くして生まれない。さだくんの場合は、父の友人だった土建会社社長で島原市生まれの古代史研究家・宮崎康平氏がいた。彼の著書『まぼろしの邪馬台国』(1976 )は、邪馬台国が島原にあるという学説で2008年に映画にもなった(吉永小百合主演)。その宮崎氏に詞をみてもらって誉められて自信が持てたし、深夜放送アナらの応援も得て、手弁当状態で売り込みに奔走したのである。こういう人の支援がなければ陽の目をみなかったはず。なお、ヒット後、グレープの悪口を一番言いふらし、アンチ・グレープを形成したのはあのタモリだ。世間を単純に「明るい、暗い」と分けた。「『暗い』の代表がグレープだ」と。タモリはタレントとして功罪相半ばする。……本当の「精霊流し」は飾りと爆竹で賑やかかつ明るい。興味ある人は長崎放送NBC)、テレビ長崎(KTN)などの中継サイトを。