h.Tsuchiya

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爺飯59 「リンゴは何にも言わないけれど♪」

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 「近所の空き店に八百屋ができたよ」「そりゃ、キューリ(急)だね」……。看板も出さずダンボールをポコポコ並べたバッタ屋風。値段は相場の半値以下。つられて買ったのがリンゴ、「シナノゴールド」6個でなんと200円! 安いと逆に不信になるが、どうみてもまともで気持ち小ぶりなのと表面がべとつくくらい。べとつくのは熟しのしるし。人工ワックスではなく脂肪酸が増えて、表皮の天然ロウ物質を溶かしたもの。無害。……これだけ買ったので恒例「CCレモンで甘煮(コンポート)」を作る。あとはヨーグルトやサラダに混ぜたりすっぞ。……リンゴ栽培の歴史は1875年青森から始まるが、戦争で荒廃。大戦後1946年に「青森りんご復興」の声があがり、時同じく、並木路子の『リンゴの唄』が大ヒットした。人々が受け入れた背景には1940年(昭和15年)の童謡『りんごのひとりごと』の可愛らしいイメージがあったと思う。「私は真赤な りんごです♪ お国は寒い 北の国♪」