h.Tsuchiya

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ほぼリアル「就老(就活老人)日記」(その7)

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 リクルートが1991年に「ガテン」という肉体労働、ブルーカラー向けの求人誌を出してから3K職場にも少し光があたった。しかし同誌は2009年に廃刊。理由はわからないが、3Kどころか「甲斐がない」「替えがきく」「給料安い」「カッコ悪い」職場は厳然としてあり続ける。そこでは職人肌のプロ・ガテンと、外国人と死にかけ老人と、吹き溜まってきたようなクズ・ガテンが混在する。資格を持つプロ・ガテンの仕事ぶりはムダがなく美しい。解体した足場や型枠もきれいにリズミカルに片づける。クズはあくまでクズだ。こういう職場では、「ヤンキーのり」や「筋肉アタマ」だけでなく、「元インテリ職」とか「物知り」をひけらかす輩も敬遠される。先日は、ある現場を舞台にした刑事小説をわざわざ持参して周辺事物の解説をしてくれた爺さんがいた。仕事はできる人なのでありがたく拝聴した。かと思えば、寡黙の塊みたいな70後半の爺がいて、ポツネンと警備の立哨位置に佇む。後に「佇む哲人」とあだ名をつけた。(この話、次回へ)