h.Tsuchiya

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ほぼリアル「就老」(就活老人)日記(その12)

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 「独居老人」の是非論議がやかましい。たしかに2025年には、男性が約230万人、女性が約470万人(←これがスゴクナイ?)になるのだから無視はできない。だが、「独居老人=孤独死」のようにパターン化して論議するのは異常だ。自分は「ジジババの独居もまた良し」派だが、逆に否とするのにも一理ある。とくに「老人、独り暮らし、無職」の”三点セット”の場合だ。「老人」であるのは避けられないとして、「独り暮らし」については、古人が「良くない」と断じている。有名な「小人閒居して不善を為す」(四書『大学』)がそれ。ちょっと余談。これを「閑居=ヒマ」と覚えていたが、これは間違いだった。正しくは「閒」(内田百閒の閒)の字で、「独り住まい」の意味である。「閑」話休題。「独り暮らし」に狎れると→隠し事が増える、独りよがりになる、世事に疎くなる、無精になる、繰り言を言う、無駄なモノを増やす、不健康になる……等々。そして「無職」では、すぐに暮らしが立ち行かなる。生活保護なんて甘い、甘い。「老いても不善を為さずに生き続ける」には、外に出て人と交わり、世間を見つめ直し、かつカネも稼ぐという選択肢しかなかろうと思うようになった。問題は、仕事の探し方、愉しみ方だな。