h.Tsuchiya

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火の用心、盗っ人用心

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 昨日、傍の左門町公園に「夜警詰所」ができ、夜には拍子木を叩きながら「火の用心♪マッチ1本火事の元~♪」と唱しながら町内を巡り出した。土地柄、江戸町内の番所の伝統を感じたが、「マッチは変だな?」と気づいた。それに郷里の田舎町でもやっていたからこれは消防団ないし自治会がやるようになった昭和の産物。巡回後のイッパイが喧しいのが困るが、年末感はある。
 このご時世、夜警は火の用心以外にも必要だ。先日聴いた職人の話では工事現場狙いの泥棒が多いらしい。私物のリュックから電動工具、銅線、鉄筋、さらに赤いコーンを押さえる重しのゴム鉄輪まで持っていく奴がいる。現場に敷く鉄板30枚が盗まれた時は、重機を持ってきて近所に「夜間、お騒がせします」と断りを入れて関係者を装ったらしい。職人は、「これ(電子水準器)だけは必ず身近に置く、だって30万円もするんだ」。その人は「外国人かヤクザだろう」と疑っていたが、真偽は不明。油断できぬ世の中だ。
 (図のレンブラント『夜警」は、街の自治警察を描いた昼間の光景。表面のニスが劣化して黒ずみ、以来『夜警』が通称になったんだって。ヘェー2つかな)