h.Tsuchiya

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ご近所で仕事半分、趣味半分

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 今日の現場は家から歩いて5分の荒木町。四谷きっての呑み屋街で歌舞伎町より古い。編集関係者の客も多く、自分は車力門や杉大門通りの入り口近辺の店には行った。街はすり鉢状で起伏が多く現場はすり鉢の底。津の守(かみ)通りが近い、。ここは1700年来、美濃国高須藩藩主・松平「摂津の守」義行(=津の守)の上屋敷があり明治に引き払った。跡地に滝や池や樹々が多いので人が寄り、それ目当ての料亭や呑み屋ができたのが町の起こり。荒木町芸者もいた全盛期は戦前までか?……そういえば昭和初期が舞台の映画『大番』(1957)で相場師の丑之助が愛人おまきに持たせた店「揚巻」も荒木町だった(メモしてあった!)。……その底地、戦後の宅地開発で瀧は枯れたが、池と弁天さんは今も残る。この池の名を「策(むち)の池」という。「鞭」と同義で、策略は、鞭や指揮棒を持って作戦を立案・指揮したからだろう。池の由来は看板になっていて、家康が狩りに出てここで「ムチ」を洗ったからだという。……ラッキーなことに仕事は2時間で下番=終了(ギャラは8時間分)。近所をじっくり散歩して帰ってきた。あぁ、面白かった!