h.Tsuchiya

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ほぼリアル「就老(就活老人)日記」(その20)

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 (ジジババたちの就老キャリアップ作戦)
 過去の職場での厚遇や栄誉など何の役にも立たなくなるのが65歳からのジジババ労働者。……でも慣れぬ仕事とはいえ、当初、任される仕事はタカが知れているから、ふた月もすると馴れ、いや狎れてくる。仕事の手順や基準を、「臨機応変に」とか言って少しづつ変えてしまう。これが事故や失敗の素になる。……これは途をはずすタイプ。もう一つは、現状維持を好まず、自分の能力、待遇、可能性をアップしたくなる「キャリアアップ」のタイプ。……周囲の事例:試験監督をやってきたA子さんは、日本語教師資格を取得するために420時間の養成講座を修了し私大講師を目ざしている。介護ヘルパーから就老したB子さんは、自分の納得の行く介護プランを作りたくてケアマネ資格を狙っている。交通警備で2級資格を取得し資格者配置路線を担当できるようになったCさんは、もう一つ上の警備員指導教育責任者の資格を取りたいという。……自分がガイジンと談笑しているのを見た同僚が、「ホテル執事なら週3日固定給25万以上だってよ」と教えてくれた。だが、まだその志向はない。現状の仕事のマスターでアップアップなのと、世の中を見直す面白い視座と思えるからだ。