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爺歌43 『僕は流しの運転手』半世紀

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 「粋にかぶった 烏打帽子♪ 皮のジャンバーも 似合うだろ 街のシグナル 赤青黄色 ♪渡るこの世も ハンドルまかせ 「お客さん、どちらまで」♪」という『僕は流しの運転手』(唄:青木光一)がヒットしたのは1957年。……それまでは外車が圧倒していたがこの頃から国産車の生産台数1万台。でも半分がタクシー向けだった。運転できること自体がカッコ良かったし、烏打帽(英語ではflatcap)に革ジャンというのも粋だったのだろう。だが、乱暴な「神風タクシー」も横行し社会的評価は決して高くなかったはず。歌詞中に「タクシー」と言う言葉はなく、すべて「流し」だ。
 写真右は1955年の東京駅南口・タクシー乗り場。トヨペットダットサン110が並び、タクシー用標灯も歩行者用信号機もない。写真下は、現在の広場&行幸通りを行く大使信任式用の馬車。運が良いと観られる。……今、日本のタクシー・ドライバーは、ジャケットに制帽に白袋(手袋)で、言葉使い、マナー、不正のない料金そして自動ドアも外国人観光客には評判が良い。ただ、成り手不足。……すべて様変わりした半世紀という時間が重い。