h.Tsuchiya

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ほぼリアル「就老(就活老人)日記」(その34)

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(志高い人事マンに贈るエール)
 先日はケーブルTVの配線や機器取付作業の会社に出向き、そこの技術スタッフと軽バンに同乗して多数の客先訪問。作業中、車両や電柱周辺などで警備するのがワシの役目……先方のスタッフはベテラン2人(大坂出身)と中途入社の新人。作業後や移動の車中で、ベテランが色々アドバイス。「〇〇君な、焦らんでエエから。一つづつ確実にやれるようにしよ」「さっきお客さんにコード見せて『これ廃棄しても良いですね』と確認しとったやろ?でも、お客さんは『これ』が何のコードか知れへんわ。『TVのコードで、今回不要になりました』と説明せなわからんよ」。あるいは使ったスライダー(スライド式ハシゴ)を車上のキャリアに載せる作業をやらせる。が、その重さにてこずる。「これはな、ここにあるグリップをこう向けて持つねん」とやらせる。新人「あ、めちゃ軽くなりました」……てな調子で、2人はボケとツッコミ交えて笑わせながら、終日OJTしていた……実はツッコミ役の先輩の本業は人事。「働き方改革」や「有休消化」が零細企業には大きな負担であることを愚痴った後でこう言った。「でもやるしかないならチャンスに変える。現場の道具、仕事の手順も見直して、工夫を重ねて社員のスキルとモラールを上げます」と。その志の高さが爽やかだった……転じて我らが同業者を見る。立ちションや居眠り、トイレタバコなどで「帰れ」と叱られた猛者たちの多いこと。ハァ~、こっちの改革の道のりは遠そうだ。