h.Tsuchiya

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「ハイプサイクル」って知ってる?

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 ガートナーというICT分野の技術・市場予測を得意とする米スタンフォードのコンサル会社がある。毎年、さまざまな先端技術のトレンドを独特の「栄枯盛衰曲線(?勝手に命名)」で発表する。例えば「今後10年間で、AR (拡張現実) クラウドは世界の3Dマップを生成するでしょう」てな具合。ほとんどイミフな言葉だらけ。そこを「説明いたします」というのが彼らの商売。その日本版が11月に発表された(図)……フツーの人には関係ない。でもこの分野でメシを喰っている企業や個人には少なからず気になる。だって、昨日まで「最先端の技術トレンドはこうだ!」と言っていたのが、明日からは言えなくなることもあるし、さっさと新規ものに乗り換えねばならなくなる。一番、過敏なのはIT企業のイベントや広報を扱う連中だろう……実はワシも、先週、久々のライター仕事をやり、某大手ITベンダーの技術誌向けに恒例催事を取材・執筆。そこでも、やはりDX、CX、5G、エッジなどの用語が飛び交っていたが、ワシには「いつか、いつも見てきた風景」みたいなもので、あまり気にならない。要所をブラックボックスに空けたテンプレート文章を創れば20年は食いつなげるとも思う。でも「美味しい仕事」にできるか否かは営業力と愛嬌だな……さんざんやってきたから、ワシはもう、イイや。