h.Tsuchiya

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爺飯91 「袈裟は憎まず」で『スンドゥブ』

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スンドゥブ

 寒い日は熱辛いものが食べたくなる。おととい夜、友人と新宿で「純豆腐スンドゥブ)」の店へ行った。スンドゥブとは水気の多い「おぼろ」系の豆腐のこと。その鍋(チゲ)だから昔は単に「トーフチゲ」と呼んでいた。20年以上前に冬のソウルで食べたタラ入りは旨かった!……で、この店で自分が頼んだのはカキ入りスンドゥブのセット(ライス、サラダとか)と生ビールにニラチヂミ。相方は石焼ビビンバ。これで〆て4000円以下だったから、『スンドゥブ』屋は安い……そりゃそうだよ。もともと質素な庶民料理なんだから。それが1990年代に米国で肉やら魚介やらを入れるリッチなものになって人気が出て逆輸入したんだってさ……で、今夜、「わしにも、できらぁい!」と作ったのは、弁当や朝飯用に備えてある食材をフル活用したもの。豆腐は普通の絹ごしで、餅(トック系でなく韓国語でもモチ)、肉みそ、目玉焼きなどをプラス。チャンと旨かった……ところでこの店、出る時に見たら客の9割り以上が女性だった。安いのと辛いのが好評なんだろう。それとコリアン料理だから?かな……大統領さんがドンドン暴走してくれるので彼の国を嫌う人が多い。そうなると「坊主憎けりゃ、袈裟まで……」となり、その料理も文化も国民も嫌いになるかもしれない。高じてK-popや化粧品好きの日本女性まで嫌うかも……でも、やっぱ偏見は良くないよ。フラットに判断して向き合えば、旨いものは旨い、良いものは良いとなるはず。