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爺飯92 冬至を祝って「豆乳水餃子」

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冬至もの

 今日は冬至。明日から少しづつ日が長くなるのがシミジミうれしい。偉大な二十四節気を考案した漢族に敬意を表して、この数年は餃子を食べることにしている……今夜のは、おでんで余った大根とわざわざ買ってきた「クコの実」入りの「豆乳水餃子」。味は中華ダシと塩コショウ。ねっとり、アツアツがうまかった……冬至に東アジアで何を食べるかは、あちこちで報じられているから省くが、餃子でなくワンタンというのもある……食い物だけでなく冬至を巡る風習も面白い。内陸の陝西省辺りでは、小麦粉で花や動物などをこしらえて飾る「麺花、餅花」がある。北京あたりの人が好むのは「消寒」の遊び。冬至から9日ごと9回に区切って81日目に春が来るのを待ちわびる(「数九」)。「亭前垂柳珍重待春風」というすべて9画の字を1日に1画分づつ赤く塗ったり、9弁の梅花9枝を塗るという「梅消寒図」を作ったりするのは、なかなか風流……東京でのおすすめは、早稲田の「穴八幡神社」に行って「一陽来復」の金運お守をもらうのはどうだろう(2月の節分までの期間限定!)……この「冬至」が実は世界規模で古代から祝われてきたもので、ゲルマンのユールタイトやクリスマスもその流れと見ると面白い。「南瓜にユズ湯」というのは「土用ウナギ」の類でつまらん。季節の推移をもっと多面的に愉しんだ方がイイよね。