1月下旬から入った新しい現場には警備員用の小屋がゲート脇に作ってあった。広さは少し広めのトイレ。ふと「せっちん（雪隠）詰め」という言葉が浮かんだ……ま、守衛の詰め所なんて昔からこの程度のものなんだけどね。それでも小さなヒーターを入れてくれたし、折り畳みの椅子で休めるのもありがたい……本来の作業員詰め所は広い現場の対角線上にあって離れているし、車両の出入り監視もあるから、昼飯もここで取るようにしている（仕出し弁当は飽きた）……ビロウなネーミングだが名付けて「せっちん弁当」だ。家から遠いから朝が早く帰りも遅いので、オヤツ程度のものをたくさん持っていくこともあり、ランチバッグはパンパン……一例は手作りのリンゴジャムのサンドイッチ、肉ゴボウ、エビカツ。別パックにトマトとブロッコリそしてチビバナナ。飲料にアールグレイのティーバッグてな具合。今日は身軽にしたくて、揚げの煮びたしとハムエッグを載せたメインパックだけ……でも、正直なところ、量やデザート類の取り合わせに悩んでいて、2月になってもまだペースがつかめない。子どものために何年も毎日弁当を作ってあげる親御さんの苦労が少しわかる。
