h.Tsuchiya

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コロナと棲む日々

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コロナと棲む日々

 2月末に「この騒ぎは3月半ばには終息するだろう」と書いたが、事態は思わぬ拡がりとしつこさでついに「緊急事態」に。発令されて5日目、自分の身辺にも色んなことが起きている……居酒屋やスナックが閉店。スーパーでは買い物制限とレジ待ち列に1m置きのディスタンス・ライン。メトロは窓開け+換気運行だから寒々。町の防災無線は日に三度「不要不急の外出は控えて」と日英のアナウンス。個人タクシーの運ちゃん「日に3万の稼ぎが5千円にもならないよ」とぼやく。わが現場では職人全員にマスク配布。……自分はこの動きから戦前の国家総動員法(1938)発令当時を類推している。別に反戦家ではないのであくまでも社会心理の考現学としてだ。民間人が”コロナ・ポリス”気取って「正義」を押し付けたり、マスクしない人間やパリピ―を情弱、「非国民」、利敵行為(感染助長)とみなすようになる……先の見えない状態で逼塞し続ければ、人の心と行動は、自己規制と同調が昂進し、変性していくんだな、と眺めている。これはまるでVirusの変性・進化と同じだな、とも思う……今の現場は、五輪用のプレハブ宿泊施設を作っていたが、延期になったことでレンタル期間延長とホクホク、さらに急きょ、コロナの隔離・待機施設に転用されることになり、改修・増築料金も入ることになった。中止になった現場も多いのに例外的だが、圧縮工期でどうも連休も「出」らしい。怠け者の自分は気が重い。でも分別つかない幼子抱えた夫婦などの毎日は、もっと大変だろうなぁ。