h.Tsuchiya

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生産効率はやっぱ技術革新からでしょ

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 昔の職人はワザを「見て覚えろ」と言い、釘1本打つのさえ年季だと言った。そんなこと言ってるうちに米国生まれのホッチキスみたいな釘打ち機が主流になってしまった。……先日も、土工現場でネコ(手押し車)でフラフラ運ぶ若い職人を見て、ワシは素人ながら「このやり方じゃダメだ」と思った。調べると案の定、海外では2輪目が出てきて安定するものやアタッチメントでバケット外の大きさまで運べるものなどが見つかる。タイの農村では若者がバイクのエンジン改造して「オート・ネコ」?を作っていた。墨付けも海外には便利ものがたくさんある。天井のクロス張り及び剥がしも簡便そう。敷石模様も今やステンシル。新居には組込み型のバキューム(掃除機)が普及? 水面のゴミを集めるドローン、土嚢はもう古いでしょetc.……ネットで「Genius Inventions」とか「Amazing Inventions」などで検索すると山ほど出てくる。こういうものの販売代理店業が儲かりそうだ……日本では、スーツにネクタイの連中が机の前で、コストだ納期だ生産効率だと賢(さか)しらげなことを上から目線で言うのが流行っているが、やっぱり現場の連中が日々の道具ややり方を見直して、工夫を重ね技術革新するのが一番大切だ。このままだと、海外からの技術導入や製品輸入に頼る国になってしまう。農業だって同じこと。工夫できそうなネタは身辺にいくらでもあると思う。