「70歳以上で自動車運転免許の更新を希望する方へ……」という内容のハガキが警察から送られてきた。それによると、70歳からは2時間の「高齢者講習」なるものを都内のいずれかの自動車教習所で受講しなくてはならないらしい。メンドクサ！……振り返ると、クルマにはこの10年乗っていない。佐渡の暮らしでは足替わりに乗っていたが、都内それも都心で暮らしているとクルマの必要性はほぼゼロ。免許証を身分証代わりに使ったことは何度かあったが、今はマイナンバーカードや仕事の資格証があるから必須なものでもない。それに「返納」すれば「運転経歴証明書」なるものを交付するとあるそれですむ……昨今の、高齢者による間抜けだが看過できない交通事故の頻発を考えると今のうちに「返納」しようという気持ちが強い……だが、どうも人生はまだ終わらない。どんな筋書きが展開するかわからない。クルマでなくても原チャリくらい持つ暮らしになるかもしれない。イーストウッドが演じた『運び屋』みたいなヤバイがボロイ仕事が舞い込んでくるかもしれない……ちょっとの時間と費用で「更新」できるならしておこうかなという気持ちもゼロではない。あー、「更新」か「返納」か悩ましいなぁ。あ、パスポートも期限切れだ……
