h.Tsuchiya

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イヴの夜と夏の砂漠と

 カナダ人ホリー・コールの唄う「I'm calling you~♪」のカン高くももの哀し気な聲が終日頭から離れなかった。現場で低い陽射しをまともに受けて皮膚感覚が半年逆ネジを喰らったからかもしれない。そう、これはドイツ映画「バクダット・カフェ」(1989)の主題歌であり、歌詞にある通りベガス近郊の砂漠にあるドライブインが舞台。話は淡白なのに濃いめの映像がえらく印象的だった。
 歌は「あなたを呼んでいるのよ(だがら帰ってきて)」と訴える。立場を替えると、こういって呼んでくれる「誰か」が「どこか」にいるというのは、人としてとても幸せなことであり。大事なことなのではないかと思う。今日がイブだから想い一入(ひとしお)になるのかな……
 イブなんて何も気にしていなかったのに、この歌と映画のことを考えながらの帰り路。「よし!ワシもやろう」と思い立ってコンビニに。KFC不二家系円ケーキだけは嫌だったから狙ったのは「ブッシュド・ノエル」かセブチキ迷った挙句チキン購入(骨あり400円。写真左下)。ケーキ替わりにポンデリング……ちょっと貧乏クサと想いつつ、角の肉屋を通ったら恒例の「ローストチキン」(550円。右)を売っていたのでゲット。ビールじゃ死なないことは春に実験済みなので(笑)、今夜はワイン替わりに350ml缶で乾杯!Wishing you joy I'm calling you!