h.Tsuchiya

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ベトナム正月「テト」雑感

 調べていないが旧中国文化圏のアジアでは旧暦で正月を祝う人口の方が多いだろう。今年は今日22日が元旦に当たり中国の「春節」がよく報道される。でも今の自分はベトナムのTet(節の意味、読みは「テッ」が近く「テト」は間違い)に興味が湧く。今の現場の足場職人がベトナム人だからだ。昨日(大晦日)を「歳の最後の日」と呼んでいた。
 故国に居れば20日から26日まで国の休暇だが実習生には日本流の休日しかない。国を出る時に負った100万近くの借金を3年(特例は5年)で返し、かつ仕送りと「錦を飾る手土産=貯金」もしなくてはならない。若くして結婚する人も多いから両親や妻子の世話をしてくれている末弟・親戚たちへの義理もある。
 在日ベトナム人はこの10年で22倍に増えた。実習生に限れば2017年に中国人を抜いて1位だ(法務省統計)。彼らの一部による犯罪(窃盗や不法就労)も増えているが、人数と犯罪率は比例していない。それより希望職種に就けないとか転職できないこと、日本語のカベなどが負のスパイラルを生みやすい。……こうした課題に取り組む塗装会社のYouTube(塗り替え道場)が勉強になる(写真)。
 さて「テッ(ト)」だが、過ごし方には日本に共通のところも多い、でも正月料理の「ちまき」(バインチュン)は独特。味は不明だが食いしん坊としては食べてみたい(笑)
 1968年の「テト攻勢」やロビン・ウィリアムスの快演映画『グッモーニン・ベトナム』の話もしたかったが字数が尽きたから、また今度。