世の「流行り」に巻き込まれると当惑と不快を感じてしまう。とくにネット流行語にはいつも戸惑う。「沼る」もその一例。食べ物やゲームやアイドルなど、何かに夢中になって簡単には抜け出せない状態(底なし沼)を指す。
でも「流行り」に”沼って”みると、共犯意識のような帰属感があり、いっとき「軽薄、移り気上等よ!」の気分になるがすぐ飽きるし恥ずかしくもなる。
芭蕉は「奥の細道」体験を経て「芸術の本質は不易流行にあり」と考えた。「不易」はいつまでも変化しない本質的なもの、「流行」は新しく変化し続けるもので「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」と両者のバランスを説いたが、実は両者は別物でなく元は一つのもの(不易=流行説)……難しそうな言い方だけど生活も芸術なら軽薄に流行りを追うことは「不易流行でいいのだ!」と思わせてくれるポジティブ意見だよね(笑)
そんな訳で?今、自分が沼ってるモノを3つ紹介。
●サントリーの「薬膳ソーダ こだわりジンジャー)
生姜や高麗人参、蜂蜜など酸・苦・甘・辛・鹹(塩)の「五味」を配合した薬膳的風味のソーダだ。9月になってから近所のスーパーで見かけ、100円以下で買えるから即手が出た。
●「コンニャクゼリー」
2008年の「蒟蒻畑」事故以来食べてなかった。すると昔のミニカップ式でなく、吸い込むのでなく押し出して食べる容器に代わっていた。香料以外何の栄養もないけど口すさびに良い。次はコンニャク麺とやらも試したくなっている。
●あられミックス「わが家のテッパン」
越後米菓で亀田に次ぐ大手のの三幸製菓製あられの詰め合わせ。7種類入っているので飽きない。
……ふうむ、アホなものに「沼ってる」なぁ。