h.Tsuchiya

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2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

爺飯32 気分転換バナナケーキ

原稿書きに煮詰まると台所に立って思いつき料理を作る。今日はバナナケーキ。レシピなんて知らないまま適当にコナコナ混ぜて、フライパンでジクジク煮る。バナナ3本と割ったチョコクッキーを入れた。熱いうちはまだブヨブヨ。冷ますと適当に固まる。で、気分…

珈琲チェーン 店名由来また聞き

スタバは海好き創業者が『白鯨』に出てくる航海士の名前から/ドトールは社長が修行したサンパウロの通りの名前。英語ならドクターの意味/プロントは、イタリア語で「準備ready 」の意味。電話なら「もしもし」/豆販売と店頭試飲のカルディは、コーヒーの…

爺飯31 山梨ほうとう

10年以上ぶりの甲府出張。地場産業の印伝を取材。帰りの飯は定番の「カボチャほうとうどん」1150円。昔も入った店だったが、覚えていたより量が多い。食べられなくなったんだナァと老いを自覚。でも体はポカポカ。駅前の信玄像見て、あらためて短足肥満だなアと…

琴ライブ付割烹を体験

琴ライブ秀 叔父の七回忌直会を荏原町の割烹「秀」でやった。料理は並みの京風懐石だが、〆が江戸前鮨たっぷりというのがうれしい。だが、別の売り物がもう一つあった。1時間ほどプロによる琴の生演奏をしてくれるのだ。最初はBGMか思ったが、中庭を挟んだ離…

爺飯30 「喰う」を語らぬ美学

男が「喰う」ことを語るのはさもしい、と思い続けてきた。60過ぎて思い直し、語ってもいいかもと「爺飯」を書いている。形而の上と下を行きつ戻りつ、先達の語り口をノートしつつだ。『文人悪食』『もの食う話』もノートした。だが、「何を食べたか言ってご…

爺飯29 円谷幸吉の遺書

ほぼ半世紀前に自殺した五輪銅マラソン走者・円谷幸吉の遺書がせつない。「父上様、母上様、三日とろろ美味しゆうございました。干し柿、餅も美味しゆうございました。敏雄兄、姉上様、おすし美味しゆうございました。克美兄、姉上様、ブドウ酒とリンゴ美味…

爺飯28 カキ煮のっけ丼とゴボウ巻き

青森市場名物「のっけ丼」に倣って、ご飯の上に刻みレタスを敷き、カキとシイタケの時雨煮と玉子焼きをのっけて完成。仕事しながら缶ビー片手にチャチャッと食うにはこれが一番。濃い味にしたカキと少し甘めの玉子焼き、シャッキリレタスが旨かった。爺飯は…

爺飯27 ビスケット

食育では「おやつは第4の食事」と重視するが、ジジババにはただの「口すさび」。漱石は英字ビスケットをよく食べた。できの悪い学生の答案を採点しながら「(荻生)徂徠は炒豆を齧って古人を罵るは天下の快事なりといったが、自分は、ビスケットをかじって学…

『2ペンスを鳩に』の記憶

『ウォルト・ディズニーの~』話つづき。完成した『メリー・ポピンズ』(1964年)を見ながらエマ演じるバトラーズが号泣する異質のシーンで使われる曲が『2ペンスを鳩に』だ。自分がこの曲を知ったのは翌年に出たブラザース・フォーのアルバム。グリーンフ…

やっぱりエマ・トンプソンが好き

カズオ・イシグロがノーベル文学賞を受賞して良かった。彼の作品を曖昧で憂鬱という人もいるが、映画化されるとその良さを理解する人が増えるように思う(日本のM氏とは真逆)。『日の名残り』もその一つ。この映画はアンソニー・ホプキンスやエマ・トンプソ…

日本の「田舎」が救われる?

景勝の大歩危、小歩危で知られる四国・三好の祖谷は人口200人を切った限界集落。だが、外国人観光客が確実に増えて、自然と日本の古き良き暮らしぶり、何よりも地元の人との暖かな交流に満足して帰る。その数、2007年546人から2016年には1万人突破。こんな田…

尾鷲は「オワセ」か「オワシ」か

三重県南部の漁港に取材旅行で来た。小さく静かな良い町だが、読み方に迷った。普通は「オワセ」だが昔の駅名表示は「オワシ」とあるし、合併前の尾鷲町も「オワシ」。それの正否を年寄りに聴いても、「そぉりゃ、オワシェじゃァ」との返事。一体どっちなんだ…

生真面目過ぎない生き方

小林秀雄が中原中也に書いた手紙が見つかった。枝野氏が新党「立憲民主党」結成。ラスベガスで銃乱射事件……今日も色んな事件。どうも肩が凝る。ふと思い出してYouTube、鹿児島実業高校の「笑える新体操」部。樋口靖久氏が16年前から演出するようになって人気…