h.Tsuchiya

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2024-01-01から1年間の記事一覧

長くない「長」の話

「♪伸びた影を舗道に並べ〜♪」(雪の華)は幸福デートの歌だが、今の冬至期間(1月4日まで)の長い影は「寒影」とも呼ばれるくらい寒々しい。日照はありがたいがすぐ暮れて長々続く暗い夜は嫌だ。黄道のささいな傾きが季節を巡らしてしまうのがすごすぎる。 長い…

柿が好き丸ごとが好き子規が好き

果物売り場から柿が消えて柑橘類に換わった。淋しいが今年は良く食べたので悔いはない。最後に食べた2個はわが佐渡の「おけさ柿」。最近はドライアイスで渋抜きして発送するらしいが昔は焼酎「ざわし=渋抜きのこと」だった。近所のセブンで4個600円。一つは…

本日「セップク」致し候

「時は元禄15年師走半ばの14日……」そうです!今夜は赤穂義士討入りから322年目。自称忠臣蔵語り部としては何かを伝えねばならぬ。ということで行ったのは高輪泉岳寺の義士祭(ぎしさい)。晴れた土曜の昼下がりとあって境内は大変な混雑。墓参りの列は2時間…

「鴨の脚」と共に行く秋

今も小学4年で習うようだが、与謝野晶子の句に「金色(こんじき)のちひさき鳥の形して銀杏ちるなり夕日の岡に」というのがある。校庭にあった銀杏の落ちるのを見ては「何とすばらしい表現だろう」と子供なりに感心した。 長すぎた秋?がやっと終わって気温…

『丁寧な暮らしをする餓鬼』

コロナ禍に「丁寧な暮らし」という言葉が流行ったが、すなおに思い浮かべたのは英国人ながら京都大原に棲んでハーブの栽培に打ち込んでいた故ベニシア・スミスさんだった(没年は2023年6月)。で、彼女らのことをこのブログに書いた際、このマンガ『丁寧な暮…

トイレの貼り紙と「ナッジ」

火曜のネットニュースで「京王線・山田駅(八王子市)構内の公衆トイレにある貼り紙に感謝書き込みが多数。それにXでの「いいね」が3.8万件」というのがあった。掲示されているのは「いつもきれいにつかっていただきありがとうございます」と普通の内容なの…

新宿ブラブラ2024

気温は上がらぬものの素晴らしい晴天につられて昼下がりの新宿に。メインの用事は医院での抜糸。急にできたホクロの除去手術を皮膚科で行い、保険利用で6500円の出費だった。悪性でなく老人性のもの。その前後に少し新宿をブラブラして愉しかった。(写真左…

「流石(さすが)」は土石流?

TikTokで日本語を勉強中の米国人が漢字の体験談を披露した。彼は「流石」という語の意味を知らぬままに二つの漢字から類推して「石が流れる……これはの土石流の意味だな」と考えた。が、調べてみて違った。「予想どおりに」とか「期待に違わず」という意味だ…

「今日がその日ではない」よね

思い立って映画を観に行った。『侍タイムスリッパ―』という笑える時代劇。話はこう。幕末に会津藩士高坂某が長州藩士を討とうとした瞬間、落雷。気が付いたら現代の京都映画村。そこからゴチャゴチャあって時代劇の「斬られ役」として暮らして行く……。かなり…

「お里が知れる」人たち 

一国の首相が、茶碗の持ち方など食事中の行儀が悪いと炎上している。行儀の悪い人には「お里が知れる」=生まれや育ちが粗雑・下品だと言われる。でも石破家は、父が政治家、母や姉妹たちは教育者という立派な「お里」なんだからご本人にしか責は問えまい。 …

「お里が知れる」人たち 

一国の首相が、茶碗の持ち方など食事中の行儀が悪いと炎上している。行儀の悪い人には「お里が知れる」=生まれや育ちが粗雑・下品だと言われる。でも石破家は、父が政治家、母や姉妹たちは教育者という立派な「お里」なんだからご本人にしか責は問えまい。 …

好奇心と満足感の関係

英国の諺に「好奇心は猫を殺した」(Curiosity killed the cat)があって「行き過ぎた詮索は身を滅ぼす」て意味で使われる。だが20世紀初頭に米国で次の一句「but satisfaction brought him back」が追加された。訳すと「でも満足感が彼を蘇らせたよ」となり、…

「衣の下から鎧(よろい)」

40歳以下の人は使わないし意味もわかるまいと思える言葉を「死語・廃語」として我が『言霊百貨店』3Fの倉庫(アーカイブ)に格納しているのだが、近年それの増え方が尋常ではない。このままだと日本語はカタカナ語ばかりになってやせ細る気がしてならない。 今…

アレは「盲導鈴」だった(泣)

書き進めている話の出だしは”街の音”で、早朝、主人公の女性が都営新宿線曙橋構内に入るシーンから始まる。ホームに降りる階段で彼女は鳥の鳴き声に気づく。ホーホケキョ。「あれはウグイスね。まさか駅の中にいるわけないし……チャイムか。でもなんでここに…

知らぬ人らと隣り合わせて……

元禄期の絵師に英一蝶(はなぶさいっちょう)という人がいる。絵師であると同時に芭蕉門下の俳諧師かつ吉原遊郭で幇間(たいこもち)。なにせ犬公方・綱吉治下の時世だから風俗紊乱で12年も三宅島に島流しにあった。三宅は八丈ほど遠くもなく、近隣の島々と…

「リンゴ屋」さんが出現……

10月にはいってすぐ、四谷三丁目の地下鉄階段傍の店舗に「リンゴ屋(店名は相馬家)」さんがオープンし、若い兄ちゃん二人が接客していた。雨だったがそこそこにお客さんが並んでいた。 昔から駅前にはトラックに載せた果物を売る怪しげな商売があったし、昨…

博物館&散歩の愉しみ

雨で涼しくなった今日、やっと東博(東京国立博物館)に行き、印刷の凸版とコラボしているデジタルミュージアム「空海 祈りの形」を観てきた。東寺講堂には21体の仏像が「立体曼荼羅」として配置されているが、それを凸版得意の高精細3D画像にして見せるも…

好事家たちの昼下がり

月初めの爽やかな日、バイト休んである「シンポジウム」をのぞいてきた。テーマは「ライオン像のひみつ」とあり、三越本店前にあるライオン像にまつわる謎を探ろうとの趣旨だった。主催は「三越350年の記憶プロジェクト」なる団体で主に三越OBらしい。 自分…

ギリセーフでタブレット買換え

2017年製のhuaway8インチタブレットをずっと使ってきたが、写真丸囲みのように画面が本体から浮くようになった。2年ほど前からバッテリーの持ちが悪くて充電コードを繋ぎっぱなしで使っていたのだが、ついにバッテリーに寿命が来て膨らみ始めたようだ。この…

今「沼る」モノ3つ 

世の「流行り」に巻き込まれると当惑と不快を感じてしまう。とくにネット流行語にはいつも戸惑う。「沼る」もその一例。食べ物やゲームやアイドルなど、何かに夢中になって簡単には抜け出せない状態(底なし沼)を指す。 でも「流行り」に”沼って”みると、共…

夏と秋の間に「残暑」を〜♫ 

♪夏と冬の間に秋を置きました♪はオフコースの歌だが、二百二十日過ぎたのにしつこ過ぎる残暑。「いい加減にせい!」と怒りモードになる。 現場近くのサルスベリもやっと実をつけたがまだ青く、先月来、赤いフリル状の花を咲かせ続けている。さすが「百日紅」…

ショベルカー 17杯目は そっと出し

好きな川柳に「居そうろう三杯目にはそっと出し」というのがある。居そうろうの厚かましさと恥じらいが半々ずつ見えるおかしみがある。 「メシ」を盛られる側でなく、盛る側目線で見ていて面白い現場作業もある。ショベルカーが解体ガラをダンプに盛る作業だ…

楼上の蟻のごとく

トピ職の男たちが、地上9階に相当する足場の解体をしている。筋交い(ブレス)、建てワク、先行手すり、踏板(アンチ)、階段……と順番通りに部品を一つずつ手作業で運び、滑車(ホイスト)で下ろして行く。地上の受け手がそれらを手際よく積む゙。この階の高さは…

アホなアイデアを愉しむ日常

自分の生活の半分は警備員だが、残り半分は「もの書き」だと思っている。とくに今はガイジン向けのでかい本のために山ほどのプロットを用意することに集中している。例えばこんな感じ…… 主人公の若い帰国子女が率いる外人ツァー一行がついたのは「ことだま百…

今や日本特産?「ラ・フランス」

昨日夕方、近所のコンビニで洋梨を見つけた。2個で600円とは自分には高いが、あのステキな香りが味わいたくてエイヤッと購入。下ぶくれの形も好きなのでピーラーで丁寧に皮むき。その食感は「バター梨」との別名通りで果肉はトロトロ、程よく甘い……でも、何…

なんでこの映画を観るの?

週末、都内はどこも人で溢れる。加えて怒りたくなるような猛暑。それなのに昨日は新宿へ出かけ前日封切りの韓国映画『ソウルの春』を観てきた。昨年制作で韓国歴代1位の観客動員数を記録したのだが、中味は1979年の軍事クーデターをベースにしたフィクション…

いそいそと秋支度

蒸し暑さは続くが、空に入道雲やウロコ雲が出るようになり、いかにも旧盆過ぎ特有の空気になった。それは夏休みが終わる憂鬱な、サザエさん症候群の気分も生じる。そう、9日間に及んだわが夏休みも終わって今日から仕事再開なのです(泣)。 仕事に出る前に…

夏休みがほっこりスタート

今日から18日まで9日間の長い夏休みに入った。日銭換算の労働者としては金銭的には厳しいが、気持ちをフレッシュにする方がずっと贅沢でうれしい。その初日はとてもほっこりできた。 洗濯・掃除・買物・入浴とルーティンをこなしての夕食。前半は……明治神宮…

9月は「セッセと郵便する月間」? 

仕事では半月ごとに出勤伝票を管理会社に郵送しているので、84円切手をまとめ買いして使ってきたが今月で尽きる。9月用の2枚が足りない。 郵便は10月から84円が110円に値上げされ、ハガキも63円から85円になる。消費税や人件費を理由にチビチビ上げて来たが…

タモリが「弔辞」を読んだ日 

2008年の8月2日に漫画家の赤塚不二夫が亡くなり、7日に葬儀が行われた。その時の友人代表タモリの弔辞が情義を尽くしかつ個性的だったと評価された(写真はWithnews)。 いわく「赤塚はギャグ漫画の天才であり人柄も素晴らしかった。上京して芸人になれと勧…