h.Tsuchiya

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2016-01-01から1年間の記事一覧

カランフェに癒されて……

夏から暮まで手をかけたカランフェが、やっと咲いた。小さなオレンジの花がいとおしい。カネもなく、女っ気もなく、持ち前の健康だけを頼りに、ひたすら働いた今年の苦労を、この花が「お疲れさん!」と癒してくれるような気がする。ありがとう、来年も頑張…

「2年参り」の思い出

大晦日、紅白が終わって「ゆく年、来る年」が始まるころ、家の前を通る人が少しづつ増える。眠いのを我慢して父と一緒に「2年参り」に出る。大晦日から元旦にかけて産土神にお参りするのを「2年参り」と言ったが、「年籠り」というのがルーツらしい。雪に刻…

爺飯05 じゃっぱ汁

庶民の日常飯は残り物の「始末」が基本。いつもハレの日の御馳走を食べてはいない。安く仕入れた食材を工夫しながら使いまわす。京都の「芋棒」も、「身欠きにしん」もそうして生まれた郷土食じゃないか。てなわけで、今日は、作り過ぎの白菜漬けと1切れ100…

ホテル難民をもてなす

「もてなし」の本を書いたものの身についていない。今日、友人の紹介で中国の母と息子を迎えた。東京のホテルが取れないとのこと「ホテル難民」だ。こちらもがんばって、布団類を入れ替え、会話の暗ちょこや電子辞書やメモも用意したが、心が空回り。「ホス…

心ざわつく師走

師走はいつも冬至と忠臣蔵に心奪われて落ち着かない。今夜も、2004年のNHKドラマ「最後の忠臣蔵」を見たら心がざわついてたまらなくなった。TVドラマの手練れ、亡き池宮彰一郎とジェームズ三木が組み、「大地の子」「功名が辻」の上川隆也が主役なのだから、…

爺飯04 メンマ合え

コンビニでメンマを買ったが、どうも味が濃い。ニンジンとキャベツをレンチンしたものと合えて塩気を中和。残り物のさつま揚げを添えて今夜の酒肴一品でき上がり。決して薄口好みというのでもないが、塩ッぽく感じたのは昼に食べたラーメンのせいかも。一日…

嗚呼、ニッポンの風景だ!

ネットで見つけた写真をノートPCの壁紙にしている。清水寺の雪景色を舞台から夕方に撮影したものだろう。この画面が出てくると、いつもホッコリして、「嗚呼、ニッポンの風景だ」としみじみ想う。現場にいたら寒くてたまらないんだろうけど、画面越しだから…

イントレランス(不寛容)の時代

「除夜の鐘がうるさい」」「二宮金次郎像は虐待&歩きスマホを助長する」とクレームのつくご時世。コスモポリタニズムやリベラリズムがマイノリティになる時代……。でも歴史は繰り返す。ちょうど100年前に作られた米国の大作映画「Intolerance」は不寛容が生…

味噌煮込みうどんの作法?

名古屋出張の帰りメシ。赤味噌の煮込みうどんの店は名古屋にたくさんあるが、硬いのが好みなら山本屋。漬物とご飯はお代わり自由、漬物をアテにまずビール。薬味は一味一択、穴の無い蓋に麺を受けて食べる。締めて税別1200円なり。40年前、地元民に教わった…

カサブランカのパン

youTubeで「世界ふれあい街歩き」を見てたら、カサブランカの家庭で焼いたパンが出てきた。オレンジとミルクの香りがするという。フランス人に習ったけど、イスラム教徒らしくモロッコ風にアレンジ。ワインの代わりにローズウォーターを使う。妙に美味そ~う…

クリスマスの映画

クリスマスキャロルを筆頭に、ホームアローンやダイハードなどクリスマスを絡めた映画はたくさんある。個人的には白黒映画の「34丁目の奇跡」が好きだけど、さすがに古すぎるか……。昨夜見つけたのは今敏監督のアニメ「東京ゴッドファーザーズ」。家出少女と…

爺飯03「フライドポテト」

メイクイーンが2個あったからフライドポテトにした。フライドポテトも色々あるが、ベルギーのフリット(揚げ物)が源流とか。ごく少量の油で小麦粉ふったイモを炒め、手製の焼いた藻塩をまぶすのがワシ流。アツアツほくほくをウィスキーの肴にして中国ドラマ…

爺飯02「銀杏の味噌漬け」

友人から新宿中央公園で採取したという大量の銀杏をもらい。苦労して殻と薄皮をむいたらザル一杯に。冷凍保存した残りをどうすべきかとネットで調べ、レンチンして「味噌漬け」(砂糖少々)に。見た目ピーナツ味噌みたいだけど、風味があってなかなか良い酒…

「なんちゃって料理」改め「爺飯」01

「侠飯(おとこめし)」があるなら「爺飯」もあっていいだろう。でも「ジジイメシ」と書くとなんだかムサイから読みは勝手に。要は独居老人的自炊的日常茶飯&安直完成的酒肴(?)。今夜のアテは、焼きネギと玉ネギと鯖味噌煮缶の和え物。寒いからネギ尽く…

ご近所のプチ事件簿 epi.12

新宿区××審議会委員実は今年度、新宿区のある審議会委員に任命された。興味あるテーマだったので応募したら書類と面接の上、新規民間委員2人の1人になった。学識経験者や各界代表に混じっての参加だったが、「私、戸惑うペリカン♪」(陽水ね)。何に戸惑う?…

誰トク?デフレ

強風一過の街角に大量のビニール傘が捨てられる光景はもう風物詩?それにしても身辺に「安かろう、悪かろう」の粗悪品が氾濫しすぎ。わが家の衣服周りでも、折れてしまうピンチ(洗濯バサミ)やハンガーネック、かかと甲高部のゆとりがなくて履けない靴下、…

懐かしの人名録

全優の東大生にして違法金融「光クラブ」の山崎晃嗣、「呼び屋」イベントプロモーターの先駆けにして有吉佐和子の旦那だった神彰、今でいう反骨の放送作家にして、永六輔や野坂を育て、TVCMソングの王でもあった三木鶏郎、歌手で女優で社会福祉施設「ねむの…

懐かしのマージー・ビート

英国マンチェスターからリヴァプールに流れる川をマージー川というが、1960年代前半にこの流域で若者たちが新しい音楽潮流を生み出し、世界中に波及した。それを「マージー・ビート」(日本ではリバプール・サウンド)と言った。ビートルズや少し遅れたロー…

懐かしのラジオ番組

最大の娯楽がラジオと映画だったあの頃。夢中で聞いた番組を思い出してみた。◎NHK→「三つの歌」、「尋ね人の時間」、「とんち教室」、「少年探偵団」、「二十の扉」、「話の泉」、「一丁目一番地」、「笛吹童子」、「紅孔雀」。◎TBSラジオ(ラジオ東京)→「…

冷凍柿のシャーベット

冷凍庫の片隅にころがっていた1年前の佐渡産八珍柿。自然解凍して少し柔らかくなったシャキシャキの実をスプーンでほじくるようにして食べた。薄皮を破らぬようにスプーンをクルリと回すのがコツ。ストーブにでもあたりながらだと最高だが、ウィスキーのツマ…

「つとめる」ことは「ねぎらう」こと

ブラック職場とか育メンが現代の世相として話題になるが、漢字で考えると古人の方が深い意味を知っていたように思う。「労働」の「労」はつとめるとかつかれるの意味もあるが、いたわるやねぎらうの意味もある。この字の元は「勞」で、農耕のはじめと終わり…

コシヒカリを超える?「新之助」

「新之助」は、新潟県が8年がかりで開発した新品種の米。試験販売の今年、地元新潟だけでなく都心のデパートでも売り切れてしまうほどの人気を呼んだ。自分も新宿伊勢丹で追加納入分を予約してやっとゲット。高温化する稲作環境にも耐え、何よりも「甘さ、粘…

追悼 平尾誠二

女なら才色兼備、男なら文武両道という人が世間には少なからずいる。楽ビーで活躍した平尾誠二は、プレイヤーとしても指揮官としても超有能、しかもイケメン。組織論・経営論の論者でもあった。京都・伏見工高3年時に全国制覇。同志社大を史上初の大学選手…

失われる日本語表現(食材編)

雨後の筍、醍醐味、雑魚、羊頭狗肉、五穀豊穣、ごぼう抜き、大根役者、芋を洗う、蒟蒻問答、大根足、餅肌、焼餅、糠よろこび、貝になる、ごり押し、トンビに油揚げ、ゴマすり、味噌をつける、手前味噌、味噌っかす、俎板の上の鯉、青菜に塩、梅干し婆……若い…

久々の単行本上梓

日本流儀の「もてなし」の原点を考えようと、江戸時代の「越後屋」以来の伝統を持つ三越日本橋本店に取材して書いた本『ここに日本がある』が完成。11月初頭に、IBCパブリッシングから発売(1600円+税)。 日本の成長モデルも、百貨店の経営も大変革にある…

佐渡の祖母の家が売れた!

建てて50年は経っているボロの2階屋が、なんと200万円で売れた! 2年も買い手がつかなったのに……。だが、県道沿いの家だから、子育て中の若夫婦には便利かもしれない。佐渡には空き家が腐るほどあるが、売れるのはメインストリート沿いしかないのかもしれな…

日本の剣豪俳優ベスト20

勝手ながら発表する。日本映画の全盛期を支えたチャンバラ映画で、一番、剣術が巧そうだった俳優のベスト20である。今後の参考に…… 01.近衛 十四郎(松方の父) 02.若山 富三郎(勝新の兄,子連れ狼) 03.三船 敏郎(がに股、本気殺陣) 04.勝 新…

なんちゃってカボチャ煮

今、NHKで佐渡岩首の棚田を放送。大石ジジイがナビゲータだ! それを見ながら酒のツマミは、秋定番のカボチャ煮。ホコホコに仕上がると旨い。すぐに柔らかくなるから、水を少なくして、最後は余熱でOK。保存を考えて少し味を濃い目。あぁ、早く佐渡の新米食…

桐島、これもビールだってよ

貧乏だからいつも発泡酒とか第三のビールとか呑んでいるが、先日、親戚から2種のビールをもらった。一つは国産初の厚木産地ビールで、これはうまかった。もう一つはなんと!一升瓶入りの「感謝」とあるビール。冷蔵保存と書いてあるが、うちの冷蔵庫には入ら…

今宵も「酔って候」♪

怪しい統計だが、日本では毎日平均1200万人の人が酒を呑んでいるという。すごい数だが、日によってムラがあるのは当然だろう。で、今夜の巷はその特異日かもしれない。自分もバイトの相棒と両国で呑んできたのだが、ターミナル駅は色んな酔漢で一杯だった。……