h.Tsuchiya

My NEWS

2014-01-01から1年間の記事一覧

「家で鼻毛を抜いてるよりは……」

人間は発生以来、少しも賢くなっていない。どこか漫画的な、滑稽な生き物だ。酔っぱらい、寝ぼけ顔、カンシャク、泣き顔……そんな表情が、古今東西のいろんな場面でカリカチュアライズされる。その一つが、鼻毛を抜いている時の間抜け顔だろう。これは暇を持…

「ユンさん」のコーヒー

家の近くに大正時代に八百屋から始まった古い古い食品スーパーがある。はでに店舗数を増やしていたいっときほどの勢いはなくなったが、それでも健闘している。都心に住むものにはなくてはならない存在だ。 そこで今日、散歩の帰りに「コーヒー」(粉)を買い…

65歳の『クリスマス・キャロル』

ディケンズが『クリスマス・キャロル』を書いたのは約170年前のことだが、何度も映画やアニメや芝居になっている。金にしか興味のない強欲非情な男スクルージが、クリスマスイブの夜に幽霊に会い、次々と自分の過去・現在・未来を観る旅に連れて行かれる。自…

かくして島は遠ざかる……

佐渡は、昨日、暴風雪警報とやらが発令されて、全島でサイレンがなったという。こんなことはめったにない。佐渡の連中のブログを見ても、雪景色ばかり。そして今朝はフェリー、ジェットフォイル含めて全便欠航だという。昨夜、新潟からの船が欠航して佐渡に…

唄ってはいけない「あの歌」

明日は衆院選挙だが、やくざなボクにはどうでもいい。それより気になるのは、「時に元禄十五年十二月十四日~♪」でおなじみの「赤穂浪士討ち入りの日」だということ。西暦に直せば、1703年1月30日だという説もあるが、それじゃ雰囲気が出ない。 昔の日本人は…

変えたがる奴、変えたがらない奴

こんなことを書きたくなった理由の仔細は省くが、どこにでもある話だ。たとえば先日起きた大韓航空機副社長の40歳のバカ女(会長の娘)のことでも思い浮かべてほしいが、ああいうバカが頭に立った組織というのは、バカボスに追随するイエスマンしか出世できな…

知性?稚性?痴性?血性?そして……

男どもはいくつになっても勘違いがはなはだしい生き物だと思う。学歴依存のバカは嫌味な「知性」誇り、「子供っぽさ」が売りのアホは「稚性」で甘える。、スケベ心に引きずられてる「痴性」自慢はバイアグラ頼み、ケンカしたいと騒ぐ弱虫DQNは「血性」の遺伝…

24時間無休営業は止めようぜ

師走を前にして何となく世間がざわついて来たように感じるのは気のせいだろうか? ボーナスを当て込み、やれクリスマスだと騒いだらずぐに年末年始だ、福袋だ……とバタバタする。どこの店も営業時間延長で掻き入れを狙う季節だ。自分のような貧乏人にはうるさ…

年寄りのカラオケ「老曲離れ」

カラオケスナックでボクよりも年寄りの連中としばしば一緒になる。カラオケボックスじゃないから他人の歌も聞くし、義理ながらも拍手もする。こちらも古い人間なので、そんな人に気づかって、相手が喜びそうな古い歌、ボクが名付けて「老曲」をリクエストす…

残業オヤジは何思う?

自分のことは棚上げしていうのだが、よの中には、いつも、どこにでも一定の割合で「変人」がいる。、その生態は様々だが、その一つに「残業好きオヤジ」がいると思う。 今どき「残業」なんていうと、すぐ「サービス残業反対」とか「パワハラだ」「ブラックだ…

どうする?空き家820万件

先日、田舎(佐渡島)にある実家の家と土地の相続と登記を終えた。司法事務所に頼めば5万円くらいでやってくれることなのだが、もったいないし、手続きの仕組みを知りたかったから全部自分でやった。わが家の場合は継母の名義になっていた。なあにその資産…

中学生でも知ってる?「ブラックスワン」

馬齢を重ねるうちに、なんとなく世間なり人間なりというものが判ったように気になる。経験則で、何が起きても、誰にあっても、「どうせこんなものだろう」と高をくくってしまう。安く値踏みする。なめてしまう。これは典型的な老化現象なのだが、当人はなか…

明日わたしは勤めに出ま~す♪(「あずさ2号のBGM」)

ほぼ3ヵ月間におよぶ「就活」を経て、65歳からの再就職に挑戦してみた。 上京以来ここまで2年間ぐずぐずと フリー編集プロデューサーの道を探ってみたが、 非現実的な夢想だと気づき、人生初の「就活」をネットでやることにした。 いや~これが笑っちゃうほ…

みんな少しだけ病んでいるんだよ

今日は、田舎から出てきて療養している人と一緒に昼食を食べて少し散歩もした。たしかに少しやつれてはいたけど、持ち前の笑顔も、明るい声も昔のままだった。この人が何を病んでいるのかわからないくらいだった。そして別れ際に、「愉しかった。次は寄席に…

20年ぶりの「みんみん餃子」

吉祥寺に用事があって、その帰り。ハモニカ横丁にある餃子の「みんみん」に寄った。昔、高井戸に住んでいた頃によく来ていたが、実に20年ぶりである。ハモニカ横丁のたたずまいは変わっていないが、店舗はかなり入れ替わり、若い人が行くような飲み屋が増え…

「第3コーナーを回って第4コーナーに……」

1970年にソルティシュガーが歌った「走れコータロー」が大ヒット。歌の間に入る美濃部さん風競馬実況中継がやたらと受けた。今でもカラオケでこれを唄うジイサンがいるが、このセリフのところがみんな下手くそだ。「第3コーナーを回って第4コーナーに……」と…

「才人」がたくさんいる安心感

昨日はYpuTubeで相米慎二の映画「セーラー服と機関銃」「台風クラブ」「お引越し」を観た。とくに「お引越し」は、離婚しそうな夫婦の狭間になって悩む11歳の少女の話。ついボクも、もう何十年もあっていない自分の娘の気持ちを考えて辛くなった。それは別に…

お気に入りの散歩道

新宿への行き帰りに、気が向くと地下鉄に乗らずに歩くことがある。ほぼ20分ほどかかるが、日中だとお気に入りの道筋があって、そこを歩くのが気分がいい。新宿御苑の大木戸門から新宿門までの北縁の道だ。正しくは「玉川上水・内藤新宿分水散歩道」というら…

人生にエイサー!

あれはたぶん2001年の7月末のことだったと思うが、新宿の都庁前広場でボクは沖縄から来たエイサーの演武を観て、やたら感動していた。美しく勇壮な衣装をまとい、太鼓のリズムと一糸乱れぬ舞い、そして観客たちの掛け声。しまいにはステージ下の観客たちも一…

いらざる遺産を引き継ぐ難儀

昨年春、母親が死んでから難儀な課題を一つ抱えている。田舎の実家の土地 と建物を相続しなくてはならないことだ。手続きはまだ進めていないが、さほ ど難しいものではないから自分でもできる。だが、元来、モノの所有欲が希薄 なので、こんなものは欲しくな…

風の前のチリのごとし……

「祇園精舎の鐘の声……」の有名な書き出しで知られる「平家物語」の冒頭は、たしか「おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし たけき者もついには滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ」とあったと思う。昔、古典の時間に暗記させられたよね。 現代において「…

今どきの「暴走老人」「DQN老人」

2チャンネルの記事とそれへのコメントをここに転載しておこう。自分のこと棚にあげてだが、笑える。 そこで今回は暴走老人たちの驚くべき実態を紹介しよう。 ※女性セブン2014年7月10日号 ◎ 「学校帰りの電車で前に立っていたおばあさんに席を譲ろうとすると…

「民度」をめぐるものさし

W杯で日本は初戦に敗れたが、青いゴミ袋持参して応援した日本人サポーターたちが、試合後にゴミを拾ったということが、世界から称賛されているらしい。「日本人はやはり民度が高い」「清潔好き」とか…… そういう話はボクは大好きだ。だがその一方で、DQN…

この町に来て1年が経った

四谷の「左門町」に引っ越して、今日でちょうど1年が経った。その時はちょうど祭りの最中だった。四谷中の神輿が次々に四谷通りを練る姿は壮観だった。 「左門町」という由緒ありげな町名も好きになった。「四谷怪談」「お岩さん」などの江戸のなごりが随所…

よか男たちの時代

YouTubeで偶然に昔のNHK大河ドラマを観た。1980年の「獅子の時代」(脚本:山田太一)である。ボクはこの頃何かと多忙でリアルで観てはいない。菅原文太、加藤剛、大原麗子、大竹しのぶなどがみな若い。そりゃそうだ。なんたって35年も前のことなんだから…

今どきのオヤジたちの生態観察

退職(リタイヤ)したはずのオヤジたちはまだまだ死にそうにないんだけど…… その1)話の長いオヤジの弱点は息子 うちの会社にうるさいオヤジがいる。とにかく人の10倍話が長く、 二言目には「最近の若い奴は云々」が飛び出して来る。ある飲み会でのこと。…

イデオロギー・バランスの幻

「やじろべえ」という昔ながらのおもちゃがある。右に左に揺れながらしばらくすると動きが止まる。今、日本の阿部政権は「右翼的である」と中国や韓国のみならず欧米の一部からも批判されている。しかし国民の支持率はは6割近くで維持されているし、国内「左…

経年劣化が止まらない……

同年代の友人たちと話していると、「固有名詞が覚えられない」「歯茎がスカスカに」「目がかすむし、聞こえにくくなった」「シミやホクロがやたらと出てきたよ」「すっかりはげてしまったぜ」……といった話題がぽろぽろ出てくる。情けないが、これが人体にお…

シニア世代の恋愛事情

今年になって、芸能人の「卒婚」が続けて話題になった。一人はものまね芸人の清水アキラ(59歳)で、もう一人が若大将・加山雄三(76歳)だ。「卒婚」というのは、別居でも離婚でもなく、夫婦が婚姻関係は解消せず、それぞれの新しい道に進んでいくライフス…

好き嫌いの年齢制限

久々に街に出たが日が悪かった。地下鉄の近道として伊勢丹の地下食品売り場を抜けようとしたのだが、バレンタイン・デー直前とかですごい混み具合、おまけに売っているものがチャラい「バレンタイン仕様」で、ジジイには無縁の場所だった。でも、そこで刺激…