h.Tsuchiya

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2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

LINE残して逝く、時世だなぁ

今日は7月に亡くなった叔母(享年80)の四十九日法要だった。寺が天台宗だったから僧侶は法要をこう説明した「死後49日の間に霊は、自らの諸悪の行いを懺悔(さんげ)して自分の心を清らかにします。そして位階の高い仏様になられます」と。でも死後の世界観…

これは劣化か?新陳代謝か?

現場の若い監督(27歳)が職人の真似事をしてミニユンボを動かし、それを職人がおだてて「ウン免許皆伝だ」と言ったら、「それ何?」と返された。会社の管制の若い担当(25歳)と話をしてたらチャチャをいれてきたので「話の腰を折るな」とたしなめた。すると…

頑固ジジイのホンネ愚痴

団塊世代は草創期から見て育ったのだからマンガ、アニメは好き。でも、自分は「カワイイ系アニメ」の、あのデカ目玉で発育不全のアンバランスな体と嬌声がつくキャラが大嫌いだ。 それが今週、地下鉄の車内広告で四方八方から”攻めて”来るのだからゾッとする…

「抜き書き帖」から武田百合子

武田泰淳は『史記』からずっと中国もの、そして戦後の『ひかりごけ』『風媒花』などを読んだが、もう若い読者はいないと思う。ましてその妻・百合子(1925-1993年)が書き続けた山荘日記『富士日記』(全三巻)を知る人は少ないかもしれないが、このタダモノじ…

「抜き書き帖」から『たき火』

猛暑真っただ中におすすめ。凍り付く「寒さ」が感じられるのはジャック・ロンドンの『たき火』。彼の代表作『野生の呼び声』の後に買った短編集にあった。 男は極夜でマイナス60度の凍ったアラスカ・ユーコン川を下り、仲間のいる古い採掘場に向かって歩いて…

「抜き書き帖」から森茉莉

森鴎外の娘(1903-1987年) 。気位高くて気難しいと言われるが自分は好き。ブログにも何度か書いた。生活力なし。でも黒柳徹子とは初対面で意気投合したという辺りにピュアなものを感じる。文章が独特で上手い! 「私は貧乏でもブリア・サヴァラン(注1)で…

「抜き書き帖」から「江戸弁」

本を棄てる準備をしているが、すでに廃棄した本の「抜き書き」ノートも多数ある。これを読み返すと面白くて棄てるには惜しい気もする。だからネット上に少し残してみよう。誰か興味を持ってくれるかもしれない。 今回のタネ本は古本屋経営者でもあった作家出…