h.Tsuchiya

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2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「春雨じゃ濡れて参ろう」考

昔の映画や新国劇『月形半平太』で、出てくる有名なせりふ。実在の土佐藩士・武市瑞山(通称 武市半平太)が、三条の宿を出るときに、舞妓の雛菊が「月様、雨が……」と傘をさしかけてくる時に言う。この意味は、「春の雨はやさしいし、濡れたところで寒くはは…

桜の下に笑む人々集まりて

新宿御苑はうちから歩いて10分。先日の土曜日は気分よく晴れて桜も五分咲きになったようなので出かけた。案の定、すごい人出で、長い行列。行列嫌いなボクは帰ろうかとひるんだが、辛抱して並ぶ。どこの国の言葉やらしれぬ人々の声も賑やか。「アルコール持…

歌のチカラはすごいかも

ボクは曲りなりにも物書きだから、使う語句には慎重になる。呑みながらいい加減に書きなぐっているのは、このブログくらいだ。たとえば「うた」でも、「歌」と「唄」と「詩」と「唱」を書き分ける。どれがどう違うかは、面倒だから書かない。過去の記事を見…

ああ、蠢動の季節

「梅は咲いた~か、桜はまだかいな♪」とは江戸の端唄だが、Metisとかいう女性歌手が、ラップのようなノリで歌の出だしにも使ている(でも、下手だし、ヘンに声を張るだけでハートに届かない残念な歌。卒業歌狙いかも?)。それはともかく、家の近くの公園に1…

女の更新力

最近、広告原稿を作っていて、全然関心のなかったことが、実は世間いや世界的には無視できないほどのことだったということを学んだ。それは、「女はいくつになっても美と健康を追い求める生き物である」という真理である。「何を今さら……」と言う人の方が多…

何も足したくない暮らし

今日は小雨そぼ降る日曜日。冬の「三寒四温」のなごりなのか、春のモタモタなのか、少し寒い。室温が13度前後という日が続く。そんな一日を、午後からゆるゆると久しぶりの家仕事。それも何人かの人とデータをネットで共有しながら。一人で完結する仕事に比…

「あのう」でもいいじゃん?

これはあくまで架空の会社の話だが、入社して間もな営業マンが客先に営業電話をかけていると思ってほしい。電話による飛び込みセールスだ。彼は波長の合う客だと、えらく能弁になり、結果は受注できなくても楽しそうに話している。だが、波長の合わない客だ…