h.Tsuchiya

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2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

生まれ変わるなら「庭師」も良いな

『サラメシ』(NHK)はメシの話だけじゃない。昔のを見ていたら庭師たちが登場。庭の植栽を夏に刈込むのだが、職人たちはまず次々と木に登った。木に寄り添って観ると樹々の伸びたい生理が分かるらしい。そして世代交代させるために芽吹きしているところを瞬…

老爺の行動パターン

その人を最初に見かけたのは新宿西口の地下広場を歩いていた時だった。この時期に多いユニクロのダウンを着る年寄りの一人だなと思った。次に見たのはブックオフの100円文庫コーナー、やはり爺は活字派だなと思った。さらに驚いたのは御苑傍の散歩道でも前を…

秋の夜長のmegillah

「Walk,don't run」は、1955年のジャズのヒット曲、60年と1964年にベンチャーズがカバーして大ヒット。サーフィン曲ブームに乗ったのは後者。これは66年の映画題名にもなった。舞台は64年五輪真っ最中の東京。主役はヒッチコック作品の常連で2枚目半のケーリ…

男は、女にゼッタイ勝てない!

今、今年になって6冊目の本を書いている。そのうち著者として名前を出すのは半分。平均2ヵ月に1冊、職人芸に没頭できる。これはオモテに出るのが苦手な気質に加え、ウラに回ってプロデュースや編集、操作する方がずっと面白いという「禁断の味」(政治力?)…

やっぱ「現場」に出ないとダメだ!

昨日20日のニュースで一番気になったのは……「NTT、量子コンピュータ公開」だった。2000年頃に理研の筑波研究所に行き、当時、この分野でトップを走っていた蔡さんに話を聴いたがチンプンカンプン(←死語!)。その後、このテーマから離れていたが、GoogleやI…

「万引き」は超みっともないぜ!

Xマスシーズンになると万引きが増える。日本の万引き(shoplifting)の年間被害額は4615億円と言われる(米国は1兆円)。検挙者の年齢は高齢者の割合が12.1%と多く、平成24年に青少年を上回り、先進国ではヒト桁多い。万引きは再犯率が高い。被害物としては…

あなたの好きな女子楽団は?

今月27日からあの「女子十二楽坊」が首都圏各地で9年ぶりに公演する。2003年の人気ピーク時には200万枚も売った。当時のメンバ-も一部健在だ。また「アマデウス」はルーマニア美女たちの電子弦楽四重奏団。日本ではCD未発売らしいがYouTubeで観られる。そし…

「善きサマリア人の法」

強盗にあった人を、ユダヤの祭司たちは無視したのに、彼らが嫌うサマリア人は救った。これぞ「隣人への愛」だとイエスが説く話が聖書にある(ルカ10)。この話を踏まえて、英米加などでは、病気や事故、災害などで窮地にある人を善意と良識で助けようとした…

てっぺんに立った女優たちの競演

成瀬巳喜男『流れる』(1956)は芸者置屋を舞台にした映画で、原作は幸田文。女優陣がすごい。田中絹代、山田五十鈴、高峰秀子、杉村春子、岡田茉莉子、栗島すみ子……錚々たる大女優たちが持ち味を出して競演。田中絹代の女中役、山田五十鈴の三味線芸、2人の…

コピーライターで食えた時代

明日11月11日がコピーライターの日だと初めて知った。養成講座をやっている『宣伝会議』が登録したらしい。今、そこで何をどう教えているかしらないが、昔は、2Bの鉛筆で大きなマス目の200字詰め原稿用紙に、一文字づつ独特の書体で書くことから始めたもの…

何でもありの「毎日が記念日」

日本記念日協会などに登録すると「記念日認定」してくれる。とくに10月10日など語呂や見た目の良い日は人気No.1。それに次ぐのが明日11月11日だ。サッカーの日(イレブン同士)、豚まんの日(豚の鼻の穴)、いただきますの日(2膳の箸)、以下すべて「111…

ある日突然、マウス止まるの~♪

トワエモアの歌に「ある日突然」があるけど、さっきまで使えたPCが突然フリーズしてしまう経験は誰にもあると思う。急ぎの仕事で使っている時などは焦る。昨夜それが起きた。ポインターは動くがすべて無反応。ディスクか?と再起動をかけてもダメ。今朝にな…

1000円分の「ご利益」

夕方から爺仲間との呑み会。帰りに花園神社の「酉の市」をのぞく。例年以上に屋台が多いし、ガイジンも多い。縁起もの大好きだがカネはないので高さ20㎝ほどのミニ熊手を買う。金1000円也。「境内抜けるまでは人に見せるようにして持ってね。”見通し良くなる…

上手い歳の取り方は?

あべシーちゃん(静江)も40年の歳月には逆らえない? 今日は半日がかりで声の出なくなった歌手や見た目別人になった歌手の映像をたくさん見た。タイガースの加橋かつみは「眼の細い白髪の谷敬」だった。かぐや姫の山田パンダは「汚ヒゲ爺」だった。ワイルド…

爺飯33 荷風が愛した「かつ丼定食」

永井荷風は78歳で歩行困難になってから、食事は本八幡の貸間近くにあった食堂「大黒屋」で同じものを食べていた。かつ丼と味噌汁ろ上新香に1合の酒(菊正宗)を付けた。帰る部屋は超ゴミ屋敷。1959年4月30日、死んでいるのが見つかった。少しの吐血にかつ丼…

『My Way』を唄える人の資格?

1969年にフランク・シナトラが唄ってヒット。当時のTV番組『アンディ・ウィリアムス・ショー』でもアンディがカバー。これが絶品だったために、これをカラオケで唄いたがる団塊爺が続出した時代があった。しかしこれは歌ではない。むしろ語りである。「終幕…

「自分の居場所」を問う?アニメ

『この世界の片隅に』がやっとYouTubeで見られる。この映画は古着の繕いや窮乏食の工夫という戦時中生活誌の側面が話題になったが、もっと哲学的な内容だと思う。広島から呉(クレ=九嶺)に嫁いだスズは、大切なものを次々失い、生きる楽しみも存在意義も薄…

11月2日は「白秋忌」だって!

ほぼ十三夜、秋の月は白く美しい。「青春龍東・朱夏雀南・白秋虎西・玄(黒)冬亀北」の「四神相応」は古人の自然科学かも。北原白秋は若い頃色んな醜聞にまみれた人だったけど、詩の才は掛値なしで凄い。1922年に新潟に招かれ、寄居浜で作った童謡「砂山」…

レピュテーション(評判)と広報力

だいぶ昔(2000年暮)、日経BP社で出した『デジタル大事典』で、自分はこんなことを書いた。「(レピュテーションは)『評価』(エスティメーションほど厳密なものではないが、モノの経済から『情報』の経済に移るということは、サービスやブランド、イメー…

カラオケのレパートリー考

最近はまったくカラオケしていない。もう高い声も大きな声も出せない。それはともかく、普通の人は「聴いたことがある」曲から「歌える曲」「歌ってみたい曲」までいろんなレパートリーを持っており、それを時間軸に引き延ばしたら前後30年分くらいあると思…