h.Tsuchiya

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2015-01-01から1年間の記事一覧

「空色のクレヨン」

今日も都心はいい天気。日向のソファーにいると暑いくらい。雲一つない空、カメラマンなら「ピーカン(たばこのピース缶)だぁ」と嘆くかもしれない。強すぎる陽射しも撮影の敵だから。 ハッピーエンドの「空色のクレヨン」が頭に浮かぶ。「彼女を描いた」「…

落魄(おちぶ)れて……

この年末年始は「寝正月」ならぬ「読み正月」にしようと考えて、新宿のBOOKOFで15冊ほど買い込んできた。宮城谷昌光、京極夏彦、宇江佐真理、梨木香歩、メグ・ガーディナー……ジャンルも国籍も異なる。その一冊『20世紀の幽霊』(ジョー・ヒル)の裏表紙を見…

来年の干支は「逆三猿」

来年の干支は申(さる)で、よく「見ザル、聞かザル、言わザル」の「三猿」が絵柄になる。でも「逆三猿」というのもあって、「もっとよく見て、聞いて、話せ」と戒める。コミュ力不足気味の日本人には「見るモン(キー)、聞くモン、話すモン」の「逆三猿」…

喰いきれぬイブ・ケーキ

プレゼントのつもりでPABLOのチーズケーキを買ったのだが、手違いで渡せぬまま持ち帰るはめになった。しかし、昨夜から今日までかかっても喰いきれないで、思わず嘲(わら)ってしまった。何年か前、クリスマス直後の安売りケーキを”爆買い”して、やはりもて…

冬至の夜は餃子!

今日、22日は冬至。日本の伝統ではカボチャを食べてユズ湯にはいることになっているが、「処変われなんとやら」で、中国では、この日に餃子を食べる。餃子は、開運をもたらす縁起の良い食べ物であり、家族総出作るという習慣がある。餃子が普及する以前は、…

「F線上のアリァ?」

卒業式などで流される曲にバッハの「G線上のアリア」があるが、そんな厳粛な話ではない。バイトなどで色んな人に会うことが多く、その「出会い」そのものがよく話題になる。とくに盛り上がるのが、「ちょっと変な人」のこと。 大きな声での独り言が止まらな…

心に残る冬の旅

誰にでも、いつまでも「心に残る旅」というのがあると思う。自分の場合で、季節を冬に限定して想い出すと、「ハハキトク」の電報で佐渡に帰った19歳の冬。当時あった夜行の上越線だった。葬式が成人式の日だった。暴風雪に閉ざされて新潟で呆然と船の航海待…

すべての人に「愛」を……?

昔の大河ドラマで、武将の兜の前立てが「愛」の字だと話題になった。でもこれは「愛宕権現」の意味で、「毘」が「毘沙門」信仰を示すのと同じ。決して現代風の「LOVE」ではない。クリスマスの時期になるとやたらと「愛」が安売りされるが、どうも日本人には…

月に還った男

「上弦の月だったっけ 久しぶりだね 月見るなんて♪」(「旅の宿」)の詩を書いた岡本おさみが、ちょうど上弦の月の今日、73歳で亡くなった。拓郎が、一時パワーダウンした時期に詩を提供して次々に大ヒット。「落陽」「おきざりにした悲しみは」「祭りのあと…

大根の葉、2題

その1:新宿末広通りに居酒屋「大根の葉菜」がある。ここのランチに、「あなご1本丼+そば」(\1000)がある。これが丼からはみ出すくらいにでかい! 試してみたが油が多くて途中で嫌になるほど。天ぷらといえば、「天や」のかき揚げ丼も食べきれなかった。…

やっぱり今夜は「討ち入り」よ

週に2日ほど通う倉庫バイトの場所は「本所松坂町公園」からさほど遠くない。公園と名づけられているがここは『忠臣蔵』討ち入りの舞台・吉良邸跡。元禄15年12月14日の討ち入り当時の邸宅は2550坪もあったというが、今は30坪にも満たない狭さ。それでも「首洗…

「一朶(いちだ)の雲を目指し」

NHKが司馬遼太郎の『坂の上の雲」をドラマ化し、3年がかりで放映したのは、2009年から2011年だった。その主題歌「スタンドアロン」は、何度も聴かされるうちに、曲としてはすごく気に入った。でも、歌詞がこなれていなかった。作詞者は、原作をどうも人生の…

朝の鬱、夜の躁

「誰もが~♪泣いてる。涙を他人に見せずに~♪」(浜田省吾『悲しみは雪のように』より」 人は誰も、少しぐらいは心を病んでいると思う。躁鬱病なんて古今東西からあったはずなのに、健康志向の強すぎる現代人は、自分の心のアップ&ダウンを制御できないよう…

体を温める食材

中国人の友人と飲食して、その嗜好がよくわからないことがある。一緒にソバや豆腐を食べるのに、寒い季節になると食べない。理由は「体を冷やす食材だから」という。その流儀で、夏はコーヒーを飲むのに冬は紅茶、夏はほうれん草を食べるが冬はニラにすると…

ショウガねえ2品

ひとりものの自炊では、適量の食材を使うのが難しい。とくに添え物程度のものは買うのに躊躇する。寒い冬にはショウガがいいなと思うが、鶏卵大1個を買うのは勇気がいる。冷蔵庫には入れられないし、すぐに乾燥する。でも思い切って買って、ショウガとジャ…

リメイク料理で酒の肴

昔といっても昭和の30年代までは、日本中どこでも、冠婚葬祭は自宅でやったものだ。だからお膳や、揃いの食器がどこの家にもあった。来る人がたくさんだと台所仕事に助っ人が必要になる。そんな助っ人名人が、また集落には一人や二人はいたものだ。 人数を聞…

ナンパ?する太陽

都心は今日も小春日和、16度もあった。日没の場所を見ていて「太陽のナンパ(南派?造語だけど)」に気づいた。真西(写真の右端ドコモビル辺り)を時計の12時とすると11時くらい南寄りだ。このまま「ナンパ」は22日の冬至まで続き、そこからまた西に戻って…

「なんちゃってブリ大根」

今夜の酒のツマミは「なんちゃってブリ大根」。佐渡なら今が旬のブリでも、都内スーパーではちょっと高い。そこで「なんちゃってブリ大根」を作る。大根を煮て、投入するのは缶詰「シーチキン」。醤油で味を調えればすぐ完成。翌日になっても味がしみて旨い…

東京の銀杏はまだ少し早い

小春日和の週末、明治神宮外苑の銀杏並木まで散歩。おりしも「いちょう祭り」とかでB級グルメのテントが立ち並び、米国一番人気のハンバーガー店「シェイクシャック」の1号店開店もあって、人の数は落ち葉より多いくらいだった。肝心のイチョウは、黄色くな…

66歳の中学同級会

ワシらの佐渡新穂中学時代はひとクラス50人以上で4クラスもあった。200人もいた同級生のうち1割はすでに鬼籍へ。東京にいる連中だけで同級会を始めたのが30年前。以来、途切れることなく続いているが出席率は年々下降気味。それでも今日、上野吉池食堂で開催…

新選組オタクの外人娘

テレ東の人気番組「Youは何しに日本へ?」で、オランダから来た女性2人がすごい「新選組オタク」、とくに剣豪・斎藤一(=藤田五郎)の大ファンだった。新選組に関する英語本は1冊しかないらしく、それを元に勉強して10年。やっと来日して会津若松にある彼の…

町中からジャズが……

新宿三丁目から末広通り一帯で、ジャズのライブが行われていた。ビックバンド風から地味なトリオまで色んな演者が、懐かし系の曲を演奏。並木の紅葉はイマイチだけど、この季節、この場所にはジャズが似合う。思えばン十年前には新宿東口界隈は、あちこちに…

やることが「ちぐはぐ」!

今朝、出がけに慌てていた。靴をはいてから、財布を忘れたことに気づいたり、ドアを閉めようとして鍵を忘れたり……とにかくやることがちぐはぐになってしまった。これもボケの一種か? それにしても「ちぐはぐ」って変な言葉だ。調べると「ちぐ」は一そろいの…

春はもうそこまで

11月になって今朝はメチャ寒だった。今日のバイトは中学模試の片づけ。そこで見たチラシ「冬期講習会」の片隅に「ガンバレ受験生、春はもうそこまで」と書かれていた。朝寒に「冬になるんだ」と思ったが、これから「春を待つ」子たちもいるんだと少し感動し…

「里の秋」異聞

辛口の佐高信が今日「ダイヤモンドオンライン」のコラムで、珍しく倍賞千恵子を激賞していた。「へぇ~、佐高もファンか」と思いつつ、YouTubeで、彼女が唄う『里の秋』を聴いていたら3番で「さよならさよなら椰子の島 お舟にゆられて帰られる ああ父さんよ…

日本の「老働力」

派遣でいろんな現場に出てゆくと、同じ年頃の人々に会う。話を聞くとそれぞれにすごいキャリアや波乱の人生があって面白い。今日は倉庫の流れ仕事だったが、自分たちはカイゼンやTQC(品質管理)の基本が「後工程への配慮=後工程はお客さん」にあることを知…

人と人モドキの将来

20世紀芸術のテーマは、「人々の孤独と不安と憂鬱」だったと思う。これは21世紀に入っても基本的にはそのままだと思うが、21世紀らしさを追加するなら、「知覚の遮断」というテーマはどうだろう?人間の知覚(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚さらには一種の身…

今年の紅白に推薦の歌手

今から紅白を話題にしたら気が早すぎると笑われるかもしれないが、今夜、倍賞千恵子の歌を聴いていて、「あぁ、この人は紅白に出場してほしいなぁ」とつくづく思った。「桜貝のうた」「あざみの歌」「下町の太陽」「さよならはダンスの後に」……など、この人…

友達の数

いつも何をするのでも連れ立っている。家族でもないがそいつの癖をよく知っている。好むもの嫌うものが一緒……子供の頃、そういう連れ合いが何人かいた。そういう相手のことを「友人」とか「友達」という言葉で、意識しだしたのはいつ頃からだろう? 小学校の…

144 さよなら友よ

空にはサバ雲。もう完全な秋の気配。そして10月も、もう第2週へ。時の速度が加速度的だ。先月末に、FBで友の死を知った。虚血性心不全と息子さんが報告していた。千歳船橋でさしてもうからぬスナックをやりながら、いつもギターを弾いていた。彼が大好きだっ…