h.Tsuchiya

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2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

女は弱しされど母は強し

ヴィクトルユーゴーの至言。また芥川龍之介も『あばばば』の中で「女はもう『あの女』ではない。度胸の好いい母の一人である。一たび子の為になつたが最後、古来いかなる悪事をも犯した、恐ろしい『母』の一人である。この変化は勿論女の為にはあらゆる祝福…

仕事選べよキティちゃん

晋の武帝は好色かつズボラだった。後宮を羊に曳かせた車で巡り今宵の相手は羊まかせだった。ある賢い女が部屋の前に羊の好む塩と笹の葉を置いて寵愛をゲット。これが水商売の店頭に置かれる「盛り塩」の由来(お清めとは無縁!) 先日「キティちゃんの『盛り…

風呂吹き大根

冬の季語「風呂吹き大根」はなぜ「風呂焚き」でないのか?昔、漆乾燥促進用の「漆風呂」で冬季に大根の茹で汁を吹きかけたのが語源とか。ともかく美味さのカギは味噌にあると思い、八丁味噌にゴマ油、山椒粉、柚子粉、一味などわが家の調味料総動員。香りと…

67歳の地図?

今日の報道。昨年の「老人福祉・介護事業」倒産は、これまで最多の108件と急増した。中上健次の「十九歳の地図」をパロって「67歳の地図」という仮想小説を考えた。ディサービス会社で要介護老人たちを施設に送迎する運転手の爺が主役で、老人を適切にケアし…

コトバの力

昨年末、文春から司馬遼太郎の新書が出た。といっても60年以上前に書いた軽い随筆。この人のお陰で永いこと飯が喰えた連中が、まだダシガラをしゃぶるのはみっともない。作家は時代や人間のよく見えぬ部分を抉り出すコトバの力を知っている。同時にその限界…

”聖地”へ初詣

近所の鎮守・須賀神社に初詣に行ったが『君の名は。』効果で例年の5倍くらいの人出。新名所?の階段下まで人が並び、絵馬にまでなって販売中。呆れて引き返す坂の途中、愛染院に立ち寄る。内藤新宿の開発者・高松喜兵衛や、『群書類従』を編した塙保己一の墓…

おせち風盛り合わせ

どうでもいい、と思いながら、毎年何かしら正月用のモノを作ってしまう。今年こそ止めようと思ったのだが、スーパーで見つけた鮒の甘露煮を衝動買い。思い直して煮豚を作ることにした。それにむきエビや富山で買ってきた昆布〆蒲鉾、前に作ってあった銀杏の…