h.Tsuchiya

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知性?稚性?痴性?血性?そして……

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 男どもはいくつになっても勘違いがはなはだしい生き物だと思う。学歴依存のバカは嫌味な「知性」誇り、「子供っぽさ」が売りのアホは「稚性」で甘える。、スケベ心に引きずられてる「痴性」自慢はバイアグラ頼み、ケンカしたいと騒ぐ弱虫DQNは「血性」の遺伝病……こんな男が多すぎる。それもいい齢こいているのだからみっともない。

 今日、「ちょい悪」雑誌の編集長をやっているという岸田一郎なる63歳の男が、「枕営業させられた」とモデルの女に告発されたらしい。もっとも『サイゾー』の記事だから鵜呑みにはできないが、ありそうな話だ。記事が本当なら、「東京ガールズコレクションに出してやる」と何らかの権力をちらつかせたらしいところがムカつく。ま、見るからにクズな風貌だ。こいつは間違いなく「痴性」だろう。

 経済が成熟し過ぎて爛熟期に入ると、人はモノではなく情報で動くようになる。その情報が氾濫しすぎて飽和状態になると、感性で動く。その感性が相対化され過ぎると最後は霊感にすがるようになる。日本など先進国ででヒーリングとか鬱病が蔓延しているのは、このベクトル線上にあるからだと思う。

 こんな時代に、年寄りが矜持をもって生き抜くには、おのれの勘違いをできるだけ制するしかないはず。勘違いをゼロにするのはほぼ不可能だが、少しでも減らせることはできる。「チセイ」尽くしでまとめるなら、「知識」ではない「知恵」いやさ「智慧」を高く維持するしかないと思う。ご同輩よ、新聞雑誌は捨ててもっと本を読もうよ。TVは消して映画を観ようよ。良質の音楽も聴こうじゃないか。

 人生の晩節を汚してテンとも恥じない奴らと付き合うのは時間のムダというもの。与謝野鉄幹が「友を選ばば書を読みて六分の侠気、四分の熱♪」が歌ったのは正解だよ。あぁ、巷には選挙カーに乗って、また別種のどうしようもないのがウロウロしている。