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爺飯47 貧賤な夕食余話

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 唐の詩人・元稹は、産褥で亡くなった妻に「結婚した頃は貧しかったね。今の自分の生活は少し良くなったけど、お前のことを思い出すたびに悲しくなるよ」という詩『貧賤夫妻百事哀』を書いた。 

 これが現代の香港では意味が違って、「貧乏暮らしするようなら結婚も哀しい」という言葉として流布するという。『名もなく貧しく美しく』(1961年)とは正反対。夫婦観、貧富観の違いもあるようだ。

 さてそれはそれ。ワシも貧乏だから夕食も貧賤。今夜のメシは安かった鰯を佃煮に、ごぼう天と大根を煮、干し大根皮とキュウリを梅肉で和えた。……塩分過多かもしれないが、食欲を取り戻したいと思った。妻というべき家人がいないことがかろうじて救いかもしれない。