h.Tsuchiya

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571 おいぼれとリスペクトの系譜

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 年老いた酔いどれの売れない芸人を『Mr.Bojangles』という歌にしたのは J. J. ウォーカー(1968)。そのモデルは20年代の名タップ・ダンサーBill Robinsonと言われる。この人、サミー・ディビスJrのタップの先生だった。貧窮して死んだが、葬儀には50万人もの市民が駆け付けた。それを踏まえてサミー他、ジョン・デンバー、ホィットニー・ヒューストン、ニール・ダイヤモンドらがカバーしている。またCCRの『プラウド・メアリー』をまったく違う歌と踊りのパフォーマンスにしたのはティナ・ターナー。それに惚れて本人の前で演じたビョンセのも絶品。先日書いた12歳のコートニーはジャニスをリスペクト。日本ではひばりに憧れた島倉千代子がいて二人に憧れた森昌子がいる。老いても、憧れてもらえるなら素晴しい。……憧れ(憧憬)は、個人だけでなく社会や国を動かす巨大な力にもなることを力説したい。日本はかつて何に憧れた?今、誰に何を憧れられているだろう?