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爺本18 「芭蕉」の話と無名の句

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 毎年使っている「歳時記カレンダー」も11月に。今週で目立つのは7日の「立冬」だが、その脇に季語「破芭蕉(やればしょう)」とある。解説によると、葉が青々している時は屋根ふきや芭蕉布に使われたりするが、冬になれば枯れてボロボロに。俳人松尾芭蕉が俳号に使ったのは、庵の庭に植えた芭蕉にちなんだものというのが通説だが、「ものの役に立たなくなった=世間から自由になれた」という心境にふさわしいと考えたのだとの説明がある。また、芭蕉はもう一つの俳号「桃青」を公的な場では使ったという。これは中国の詩人「李白」(すもも、しろい)に及ばぬ未熟ものであるとの表明だとか(Wiki)。……で俳句の話。明治の編集者?柴田宵曲と言う人の書に『古句を観る』がある。青空文庫にもあって、有名でない作家の有名でない句を取り上げ」たものだ。この人、面白い。で、その選から2句を選んでみた。「篠深く梢は柿の蔕(へた)さびし」(野水)、「二階から煙草の煙秋のくれ」(除風)