h.Tsuchiya

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良い「現場ネタ」の見つけ方?

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 書く物の魅力の7割はネタの力だと思うから、できるだけ現場に出向いて良いネタを探そうと思っている。マスコミ依存だった時代に比べ、Viral力に勝るSNS時代なら、そのネタは簡単に見つかると思うかもしれないが、実際は違う。皆なタコツボの中に深く入り込んでしまうタイプの情報である。広く浅く高く速くアンテナを動かし、キャッチしたものを的確に選別しないと良いネタは見つからない。今日見つけたのは、「ミンケイ」こと「みんなの経済新聞」の渋谷版。昨年、大英博物館が主催して3ヵ月で15万人も集客した『北斎─大波の彼方へ』展のドキュメンタリー映画が、恵比寿ガーデンシネマで始まったという。31日には北斎漫画の講演会もある。これは観に行かねば!……あ、書く物の魅力の残り3割の8割(全体の24%)はタイミング、だから書く人の筆力なんて残りの6%もないよね。

家族で浮かれられる貴重な日

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 年度末、転勤・異動・卒業・進級・就職など色んな節目である。加えて多くの民間企業の給料日直後、晴れた休日で、メディアは「桜が満開」と嘘で煽る。……いくつも条件が重なって、今日は浮かれて出かけるにふさわしい日になった。買物袋を抱えて、高級焼き肉店に並ぶ家族連れもたくさん見かけた(写真は、全国を食べ歩く有名なYouTuber一家)。ふだんは立ち食いソバ屋かコンビニおにぎり&カップ麺のランチで節約しているお父さんも、今夜だけは家長気分。新年度からの不安は抑え込んで、今夜だけは浮かれても良いのだよ、お父さん!

爺飯39 目イッパイ辛~い麻婆豆腐

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 五味のうち辛味には慣れるというのはホントかもしれない。辛いもの好きの友人らと何度か一緒に食べるうちに、そこそこ辛い物も平気になった。いや「辛い」といっても「麻」(山椒の痺れる感じ)と「辣「(唐辛子の辛さ)では違うが、慣れたのは「麻」の方。今夜は、中国「好人家」(ハオレンジャ)ブランドの調味料を使って、特製「麻婆豆腐」を作った。加えたのは挽肉と春雨と木綿豆腐。ものの数分で完成! これを熱いご飯の上にかけて、ハフハフ、フーフーと喰らった。身体がすぐにホカホカしてくるが、春先の食べ物とも思えぬ。今シーズン最後としておこう。

爺歌21 やっぱ演歌はホッコリできるなぁ♪

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 フロリダの歩道橋落下事故を英語サイトで調べていたら疲れちゃった。晩酌しながらYouTubeの歌にする。千葉紘子の『折鶴』を聴きながら「まだ折れるかな?」とメモ用紙でやってみたら指先脳が覚えてた♪ それから100曲くらい聴き流して、ふと耳をそば立てたのは『リンゴ追分』♪。唄っていたのは伊藤君子さん(写真)。ひばりに憧れて歌が好きになったのだが、なぜかジャズシンガーに。米国のチャートで日本人初の上位チャートインした人だった。71歳というが、がんばって欲しいな。それにしてもやっぱ、いいよね~演歌は♪ でも、ビートルズ世代だった若い頃は大キライだった。それがいつから変わったんだろ? たぶん、2度目の離婚をした頃だな……人生の五味らしきものを少し知ったから。

 

マーケティング法則「3B」プラス・ワンB

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 映画や広告でヒットさせる法則はBaby、Beauty、Beastの「3B」で、人の記憶に残りやすい。歌舞伎町のスナックで初歩中国語を教わったのはキレーなチャイナ姉ちゃんからだった。店の名前「香」を「シャン」と読むことも知った。そういえばパンダも「シャンシャン」、香港も正しくは「シャンガン」だ。今日見たドキュメンタリーはもう一つのB=Bridge話で「港珠澳大橋 」PJ。香港、珠海、マカオを結ぶ全長約55kmの海上橋。今年完成だからシャンガンに行く楽しみができた。……余談。このPJで生物環境影響を調べる学者が「中國も徐々に(経済成長以外の)態度を変えて行ける」と語ったのに感動した。彼の国のBrightな未来だろう。以上、B繋がり話。

五月病とこぬか雨

 北日本の島から進学で上京し、最初に借りた部屋が武蔵小金井駅7分のアパート。4畳半に小さな流し。トイレと洗濯場は共同で全部で10人が住んでいた。当時、初めての一人暮らしだと「5月病になりやすい」と言われたが、この頃は聴かない、「5月病」というのは、家族恋しのメランコリー症候群のことだった。「自分はしっかりしているつもりだし、別に親も田舎も恋しくない」と気持ちを張っていたのだが、その5月になって、やたらと細かい雨の日が続いた。秋なら「霧雨」だが、春のこんな雨は「こぬか雨」という。精米して出る細かい米ぬかのことだ。そんな雨を、ゆがんだガラス窓越しに眺めていたら、なぜか涙が出て止まらくなった。「こ、これって”5月病”か?」と焦り、自分の弱さ、脆さに気がついた。……それから半世紀、色々あって今もやっぱりひとり暮らし。何十度もこぬか雨の季節を過ごしたが、いつも胸の奥深いところがシュクシュクと水っぽくなる。まだ、完全には枯れてないのかも……

 

「豆単は abandonで 放棄する」

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 旺文社の英単語帖『赤尾の豆単』は、最初の単語が「abandon」(放棄、諦める)。掲題はそこで早々にギブアップするという昔の受験生川柳だ。詰め込み記憶は身に着かない。わがスポンジ脳は、賞味期限切れの腐れ知識の水分で膨れ上がり、新しいことを吸収できず、片っ端から忘れる。自衛策として「指先にも脳がある」と仮定して、ともかくノートする。電子辞書に助けられながら、ネットニュースで見かける単語を拾う。上品な言葉ではなく次々新語も出る。……もうすぐくたばるのに、と自嘲しながら続けている。でも、やっぱ覚えられねぇ~トホホ