h.Tsuchiya

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ほぼリアル「就老(就活老人)日記」(その35)

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俺のやりかた

(「これが俺のやり方♪」ってことかぁ~?)
 男っていうのは、死ぬまで心のスミに小さな火種を持っているのかもしれない。そう感じたのは、いい歳した70過ぎの警備の爺が、つまらないことで意地を張ったり、大声でわめいたりするをたくさん見たからだ……爺Aは、作業車の斜め向かいに宅配便の車が止まったのを見て、いきなり「そんなとこに止めるな、バカ!」と怒鳴った。いきなりこう言われたら誰でもカチンとくる。道の真ん中で「そんな言い方ねえだろう」「気づかないなんてプロじゃねぇ!」と口喧嘩。割って入って納めるのに疲れた……爺Bは、片側交互通行で手抜き誘導。そのためこちらから行く自転車と向こうから来るトラックがあわやぶつかりそうに。これを足場の上から見ていたトビ職長が「アブねぇじゃねぇか!」と注意。それに対して爺B「危なくねえよ! 俺が仕切ってんだから口出すな!」と反論。監督から「すぐ帰れ」と命ぜられた……爺Cは、新現場入場時、書かねばならぬ登録書の書式が「警備向きではない!」と現場の女性副監督に文句。「今日は初日。書類も未整備だから、今日はこれで間に合わせて」と説得されても、「おめえなんかに何が判る!本社に問い合わせろ!」とエスカレート。こちらの管制チーフが謝りに来る騒ぎになった……3人の爺に共通するのは、「俺には信念がある。これが俺のやり方だ」と、マッチの『ギンギラギンにさりげなく♪』みたいな情念……心の火種を消してはいけないが、それを制御する経験知を培っていなくてはならない。こんな70爺には、ゼッタイになりたくない! 

「わが家あげます+20万円」作戦準備中!

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家をあげます+20万円

 全国の空き家が800万戸以上もある時代。みんなご先祖の「負の遺産」に苦しんでいる。地方ではいくら安くしても買い手も借り手もいない。ワシの佐渡の実家もそうだ。そこで、無償譲渡プラス20万円の「片付け支援費」提供という方法にしようと思っている……「タダでも貰い手がいませんよ」と愚痴るなら、ほんとにタダにすればいい。片付けが不十分ならお金も付けたらいいと思う。……
わが家は昔ながら町屋で2間間口の「うなぎの寝床」。。140㎡強で、佐渡市の資産評価は土地家屋こみ150万円(固定資産税年間2万円)。築50年近いが、両親介護のために2005年に1階をバリアフリーにした。屋根裏付きの2階建て。裏長屋もある。1~4人程度の小家族向きだ……ここを活用してくれて、手続きや税金、区費などをちゃんと処理してくれる人、近隣と仲良くやれる人なら構わない……住所は、佐渡市新穂146、グーグルアースの映像で県道側からの外観が見えるはず。1~2ヵ月中に家の前に告知する予定だ。……シェアリングエコノミーの大トレンドを考えれば、その後の管理はノウハウを使ったプロ会社が運営すれば良いのだ。きっとワシみたいに処置する人は増えるはず……

おフランスのオーガニック・スーパーが「四三」に

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ビオセボン四谷三丁目店

 わが町「四三(四谷三丁目:よんさん)」に、フランスの大手オーガニック・スーパー「ビオセボン」が開店した。ドラッグストアと100均が一体になった庶民的な店が撤退した後にできたもの……国内12店舗とからしいが、これまではいわゆる「こじゃれた(気取った)」街。なのに、「四三」なんかに出てきたので驚いた……ここは100年老舗や庶民的な個人商店もあるが、近年、裏筋に次々とマンションが建ち、子育て世代の人口も増え、商圏が変化していることは実感していた。が、マーケティング的に「いける!」と判断されたのかなぁ……ともかくヤジウマのワシはオープンの今日のぞいてみた。ビーガンが喜びそうな、オーガニックのパン・野菜・弁当などが目に付くし、コスメやベビーフードも売っている。価格はやはり少し高め……地元の老舗食品スーパー「丸正」もやや高いがそれよりも高いのは「おフランスの、オーガニック」のブランド力かな?イートインテーブルを占めているのは若い主婦たち。ワシが買ったのは、玉ねぎとジャガイモとタニタの豆乳、しめて675円也……「四三」には他にも韓国のりまき(キンパ)や英国のチョコレート・ボール専門店なども出来たが、人気定着には遠い。この街で根付くには、お金持ちヤングママより何倍も多い、しみったれジジババ対応も考えないと苦戦すると思うけど、予測できん。個人的には「王将」と「スシロー」に来て欲しいんだが……

ライター仕事はやっぱり愉しいな!

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ライター仕事

 数か月ぶりにライター仕事やった。エンド・クライアントは大手通信会社でメディアはユーザー事例集。某タクシー会社のコスト削減策が主たる内容だった……ラッキーにも仕事が早上がりの日に打ち合わせ。しかも資料のみによる書き起こし。ホントは取材好きだけど、時間がとれないことが心配だったからこれもラッキー。渡されたのは業界新聞の記事一枚とその際の取材テープ……「これで業種違いの専門記事が書けるかよ!」と怒るのはまだケツが青い。ワシらにはこれで十分。それにホームページやSNS投稿も参照できる時代である。たかだが2500字前後の原稿なんだから、半日あれば十分だ……3日以内にアップしなくてはならないから時間配分をする。例によって下調べに7割、メディアやエージェントごとに異なるレギュレーション(表記規範)の確認照合に2割、そしてスパイスとして自分らしさで文章を推敲するのに1割……結果、予定より半日早くアップして昨晩送稿。今日のところ戻しなしだから、まずは無事入稿だろう。自分へのご褒美に缶ビールとスイカ初物……やっぱライター仕事って愉しいな。趣味気分を満喫してギャラがもらえるしね。もし若い人で、コピーライターなりエッセイストになりたいのなら、「どうぞ」とすすめめたい。でも変なコピーライター養成講座とか、詐欺っぽい文章添削サイト、クソ仕事しかないライター仕事紹介などにひっかからないでね。

爺飯80 マイ・フェバリット麺のベスト3

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お気に入りラーメン3

 日本のラーメンは関東大震災頃から急速に普及。以来今日まで何度も「ラーメンブーム」(志那そば、中華そば含め)が起きている。自分も70年代からその洗礼を受けてきた。昨今、気に入っている3品(3店)を紹介したい……最初、山梨のそば屋出自の「直久」は67年に銀座に出店して人気店になった。その新橋地下店で食べたのが「鯛出汁塩ラーメン」。鯛出汁系にありがちな魚臭さがなくめちゃ旨かった。900円は高いが、一度は食べても良いと思う……次に、今日も新橋で初挑戦したのが、「リンガーハット」の「冷やしチャンポン」。チャンポンとは言っているが、とんこつベースに白ごまとピーナッツが香る冷たいスープ。こりゃ別物だ。特長はその麺の硬さ。中太麺がやたらともっちりしており(もしかして調理ミス?)、急いで食べてはもったいない旨さだった。普通のチャンポンは1.5倍や2倍増量もタダだが、冷やしはそれができない。これで690円なら普通の店の「冷中」より満足度高いと思う……3番目はおなじみの「テンイチ(天下一品)のランチ。白米や混ぜ飯各種があり、名物コッテリラーメンと併せてモリモリ食べたい人向けメニューが4種類。686/741円は「ランチはワンコイン!」という人には高いだろうが、夕方まで頑張るにはこのくらい喰らえ!

爺飯79 気分を変えて「稲荷ずし弁当」

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稲荷ずし弁当

 ジジババ就活の実情を定期的に観察したかったから、先週土日は、「棒振り立看板」業は休んで、久々の〇〇試験監督。土曜はオリエンと物品準備のみの半日仕事。翌日曜は8時から18時までの12時間仕事。だから弁当が必要になった……いつもならタッパーに詰め込むのだが、質の違う仕事なんだから気分を変えたくなり、「稲荷ずし」を作った。まず具のめしだが、1袋づつになっている「うどん出汁」顆粒と大好きなゴボウの炊き込み。炊けた後に柴漬け細切れを混ぜ込んだ(写真右)。袋の揚げは砂糖と生姜と出汁醤油で煮ておく。掌軽く握ったくらいが稲荷1個分のメシ量。稲荷(稲の神)なんだから、カタチはあくまで俵型が基本ね……弁当箱も薄手2段重ねにし、サラダ菜を敷いて、プチトマトに煮卵(黒胡椒ふりかけ)、浅漬けきゅうり……全部、何かしらの残り物を使っているから原価せいぜい100円かな?旨い物は体に良いに決まっているし、懐(財布)にも優しければなお良い。周囲の同僚ジジババたちの好奇心満々の視線を感じつつ、ひとりじっくりニヤニヤしながら食べたのである……がんばったおかげで、2日通しのギャラ13000円をゲット。しかも仕事(案内)中にはチリ人の受験生(東大推薦入学内定でコンピュータ科学専攻、バイトは製本屋)とたっぷり話し込めた。なんだか、申し訳ないような浮気バイトであった。来週も別のバイトに挑戦。さて弁当いるかな?

爺歌65 香港の若者に贈る?『宙船』

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 香港の若者たちが気がかりだ。「雨傘デモ」の経験を活かし、知恵と闘志をつぎ込んでいる姿が心を打つ。目先の法案よりももっと長い年月に関わる問題だと思うが、ワシらに何ができるんだ?そこで……強引な話(笑)。応援したい気持ちを、中島みゆきの『宙船(そらふね)』の歌詞に託すのはどうだろう? 「♪おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな♪」なんて良いよね……この曲、2006年に中島が唄うはずだったが、ジャニーズに依頼されてTOKIOに贈られた。TOKIOは農作業も頑張るが、バンドとしてはジャニーズで1番ではなかろうか?……初登場1位で紅白でも唄った。だが今、山口が脱落した以上ベースをやれる人はいるのか?もう、生で『宙船』は聴けないかもしれない。中島のものもYouTubeでは全部消されている……ま、カバーのいいのもあるから聴いて欲しい。弱者や劣者に寄り添った中島の曲としては『世情』や『ファイト』『時代』などもあるから、ついでにね。