h.Tsuchiya

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爺歌65 香港の若者に贈る?『宙船』

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 香港の若者たちが気がかりだ。「雨傘デモ」の経験を活かし、知恵と闘志をつぎ込んでいる姿が心を打つ。目先の法案よりももっと長い年月に関わる問題だと思うが、ワシらに何ができるんだ?そこで……強引な話(笑)。応援したい気持ちを、中島みゆきの『宙船(そらふね)』の歌詞に託すのはどうだろう? 「♪おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな♪」なんて良いよね……この曲、2006年に中島が唄うはずだったが、ジャニーズに依頼されてTOKIOに贈られた。TOKIOは農作業も頑張るが、バンドとしてはジャニーズで1番ではなかろうか?……初登場1位で紅白でも唄った。だが今、山口が脱落した以上ベースをやれる人はいるのか?もう、生で『宙船』は聴けないかもしれない。中島のものもYouTubeでは全部消されている……ま、カバーのいいのもあるから聴いて欲しい。弱者や劣者に寄り添った中島の曲としては『世情』や『ファイト』『時代』などもあるから、ついでにね。

 

「叶」と「葉」ッパの謎

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秋叶原

 「あの姉妹が大麻!」というエグイ話ではない。姉妹のグラマラスな肢体を覆うにはイチヂクの葉では無理だからアキタブキでというエロイ話でもない……メトロ日比谷線の社内掲示版の話である。駅名が日本語だけでなくハングルや中国語でも表示されるのだが、「秋葉原」では「秋叶原」と表示されることを初めて知った。なぜ「葉」が「叶」なんだ? 車中ずっとこのことがワシの頭を悩ました……全国の秋葉神社は火伏せの神で天狗がアイコン。この神社を勧請しているところはたいてい大火の歴史がある。東京のそれも明治の大火で設けられた火除け地からできたもの……こんなことは知っているが、この際「秋葉」に意味はない。「葉」が「叶」になるカラクリがわからんのだ……調べると、これは中国の簡体字繁体字なら「葉」のまま。ただ本土でも人名(例:葉剣英)や地名(河南省葉県)などは繁体字で使うらしい。そして「叶」の意味は「葉っぱ」でしかない。「願いが叶う」とかの意味でこの文字を使うのは日本だけ?……「叶」をさらに調べると、「多くのものを合わせる」の意味で「協」の異体字とある。ツクリの「力」は農作業の鋤との説がある。「葉=叶=協」なのだ……たいていの簡体字繁体字のなごりがあるから判読できるのだが、この「葉=叶」は意外だった。やっぱ、文字の謎は深いわい。

ほぼリアル「就老(就活老人)日記」(その34)

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(志高い人事マンに贈るエール)
 先日はケーブルTVの配線や機器取付作業の会社に出向き、そこの技術スタッフと軽バンに同乗して多数の客先訪問。作業中、車両や電柱周辺などで警備するのがワシの役目……先方のスタッフはベテラン2人(大坂出身)と中途入社の新人。作業後や移動の車中で、ベテランが色々アドバイス。「〇〇君な、焦らんでエエから。一つづつ確実にやれるようにしよ」「さっきお客さんにコード見せて『これ廃棄しても良いですね』と確認しとったやろ?でも、お客さんは『これ』が何のコードか知れへんわ。『TVのコードで、今回不要になりました』と説明せなわからんよ」。あるいは使ったスライダー(スライド式ハシゴ)を車上のキャリアに載せる作業をやらせる。が、その重さにてこずる。「これはな、ここにあるグリップをこう向けて持つねん」とやらせる。新人「あ、めちゃ軽くなりました」……てな調子で、2人はボケとツッコミ交えて笑わせながら、終日OJTしていた……実はツッコミ役の先輩の本業は人事。「働き方改革」や「有休消化」が零細企業には大きな負担であることを愚痴った後でこう言った。「でもやるしかないならチャンスに変える。現場の道具、仕事の手順も見直して、工夫を重ねて社員のスキルとモラールを上げます」と。その志の高さが爽やかだった……転じて我らが同業者を見る。立ちションや居眠り、トイレタバコなどで「帰れ」と叱られた猛者たちの多いこと。ハァ~、こっちの改革の道のりは遠そうだ。

爺歌64 篠塚満由美の絶品「桂銀淑」

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モノマネ女王

 寄席のモノマネ芸は動物や擬音、政治家などを真似る芸で「声帯模写」とも言った。もう死語だ。今は歌手マネのことを指すようだ。ただ上手いのは面白くなく、やはり笑わせてくれてこそゼニのとれる芸だろう……顔マネもやるコロッケやセロテープ芸の清水アキラ、語りが上手い清水ミチコなども好きだが、女性芸人の方が断然面白い。個人的なピカイチ(これも死語?)は、篠塚満由美がやる桂銀淑(ケイウンスク)の『大阪暮色』。顔もスタイルも本人(1961年生)には及びもつかないが、特徴あるハスキーボイスを押さえ、怪しい韓国語で「スミダ、スミダ」と笑わせる……その桂銀淑は、韓国歌手では初めてNHK紅白歌合戦」に1988年から1994年まで7年連続で出演したが、2001年借金問題で議論に巻き込まれ、2007年には覚せい剤取締法違反で逮捕された後、日本から追放された。本人は日本復帰を望んでいるようだが、再入獄は無理だろう……おまけ。こっちはマジメな歌マネだが、星奈々の『ブルーライト・ヨコハマ』もいい。でも、やっぱり女王は森昌子だと思う。

爺歌63 「なんちゃら記念日」と月光仮面?

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 「どこの誰かは知らないが~誰もが皆知っている♪」は、昭和の子どもたちが熱中したTV『月光仮面』のオープニング曲だが、まさにこう言いたくなるのが、「なんちゃら記念日」の多すぎることだ……今日、セブンで買ったヤマザキの「ロールケーキ」には、「6月6日はロールの日」というシールが貼ってあった。「えっ?そんなの初耳、聞いたことない」という人も多いはず……この「なんちゃら記念日」というのは、実は誰でも勝手に名乗って良いのである。でも、そこは権威好きの多い日本人のこと。「社団法人日本記念日協会」ほか、「指定」や「制定」する任意団体が複数存在する……そしてここからがもっと驚く!この協会が定めた記念日の数は1600個、伝統的なものや記念日協会に認定されていないものを含めると把握できているものだけで「2800個」あると推定される……日本の政府や省庁が定めた記念日だけでも63種類もあるという。「なんちゃら記念日」のルーツは、おそらく「俵万智が「『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」という詩(1987年)を書いてからだと思う。バカヤロウといいたくなる……さぁ、皆さんも勝手に「なんちゃら記念日」を作りましょう。もしかすると、どっかの会社や団体が公認と勘違いして、使用料なんかを払ってくれるかもしれない。ヒヒヒ

爺飯78 民工気分の「民以食為天」

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民工食堂

 中国の楚漢戦争で、劉邦に勝機が生まれたのは食糧庫(敖倉)を奪ってからだと『項羽と劉邦』などに書かれている。その策を進言した酈食其(れきいき)は、「王者にとっては『民』が天であり、民にとっては『食』が天です」と言った(王者以民為天、民以食為天)。古来、流民はメシを喰わせてくれるものについて行った……この言葉は、今も中国の食堂などに掲げられている。日本でも「万豚記」チェーン店員のTシャツにあるし、上板橋の中華屋「同盛晶」でも見た。この言葉に続いて「食以安為先」(食は安全ファースト)と書くものもある……中国人がこの言葉を好む理由は、食事は仲間と食べるもの、食べることは心をなごませるという、強い思い込みがあるからだと思う……YouTubeにある「民工食堂」という動画には、工地(工事現場)の食堂で、ワシワシとメシを喰らう農民工民工)たちが出てくる。これが実に楽し気で実に旨そう。日本の中華料理屋には決して出ない家常菜を米飯や麵や饅頭で、時には缶ビールと一緒(世界のランチ事情は多彩なのだ)に喰らう姿は、民工の社会的問題も吹き飛んで見える……てなわけで、肉体ロードー者であるワシも、今日はワイルドに「民工めし」気分。ナスと筍などを麻婆ダレで炒め、フライパンのままメシにのせてワシワシと喰った……うん、旨かった~~!

「四谷祭」打上げがうるさくてカナワン!

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 四谷の産土・須賀神社恒例春祭りが続いている。家の近くの左門町公園でも上がってきた神輿連中が。打上げをやっている。いつも「ドッコイ、ドッコイ」と掛け声かけて一気飲みを繰り返す。呑みかたが良くないと「アンコール!」の拍手と掛け声……もうⅠ時間も続いており、うるさくてカナワン!地域の伝統行事として尊重する気持ちはあるが、さすがに迷惑……この一気飲み嵐についていけない年寄り連中は三々五々と帰って行く。冷静に見ると、左門町は不景気。これまで招いていたお囃子「麹町囃子」組も去年から呼ばれなくなった。表向きは「神輿を新調したから予算がなくて」と言っているが、寄付の芳名札も少ない……そりゃそうだ。小さな商店が次々潰れ、新規出店する店はなじみがない。徐々に高齢化も進んでいる。コミュニティ維持の基礎体力は明らかに減衰している……てなことを書いているうちに9時。近隣との協定で一気呑みもようやく終わったらしい。なごりおしげな「お調子モン」が少し残っておしゃべりしている。ま、これぐらいは許そう……実は明日が祭の本番。が、付き合う気になれないから朝から出かけることにした。行き先は渋谷ヒカリエ。「Fermentation Tourism NIPPON~発酵から再発見する日本の旅」展をやっている(入場無料)。新潟からは発酵調味料「かんずり」が出ている。富山はイカ墨黒作り、秋田のしょっつる、滋賀の鮒ずし茶漬けなども出るらしい……誰か一緒に行きませんか?