h.Tsuchiya

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”聖地”へ初詣

近所の鎮守・須賀神社に初詣に行ったが『君の名は。』効果で例年の5倍くらいの人出。新名所?の階段下まで人が並び、絵馬にまでなって販売中。呆れて引き返す坂の途中、愛染院に立ち寄る。内藤新宿の開発者・高松喜兵衛や、『群書類従』を編した塙保己一の墓がある。塙は、盲目ながら和書1200種以上を収拾・編纂。今の400字詰め原稿用紙の基本も考えた。ワシにとっては、この先達の墓所の方が”聖地”だな。

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おせち風盛り合わせ

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どうでもいい、と思いながら、毎年何かしら正月用のモノを作ってしまう。今年こそ止めようと思ったのだが、スーパーで見つけた鮒の甘露煮を衝動買い。思い直して煮豚を作ることにした。それにむきエビや富山で買ってきた昆布〆蒲鉾、前に作ってあった銀杏の味噌漬けなどを添え、小さなプラスチックの弁当箱に盛り合わせた。一見おせち風だが、実態は、ただの酒のおつまみ。今年の正月は、これで十分だろう。食べたいというより、人並みの気分になってみたいとか、作るだけが楽しくて……ということ。来年こそ、こんなことやめておとなしく正月を過ごすぞ!

カランフェに癒されて……

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夏から暮まで手をかけたカランフェが、やっと咲いた。小さなオレンジの花がいとおしい。カネもなく、女っ気もなく、持ち前の健康だけを頼りに、ひたすら働いた今年の苦労を、この花が「お疲れさん!」と癒してくれるような気がする。ありがとう、来年も頑張るよ!!

「2年参り」の思い出

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大晦日、紅白が終わって「ゆく年、来る年」が始まるころ、家の前を通る人が少しづつ増える。眠いのを我慢して父と一緒に「2年参り」に出る。大晦日から元旦にかけて産土神にお参りするのを「2年参り」と言ったが、「年籠り」というのがルーツらしい。雪に刻まれた人々の靴跡をなぞりながら「日吉神社」に詣でる。大きな焚火の傍で氏子さんたちがお札を売り、父はお神酒をいただいていた。

爺飯05 じゃっぱ汁

 

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庶民の日常飯は残り物の「始末」が基本。いつもハレの日の御馳走を食べてはいない。安く仕入れた食材を工夫しながら使いまわす。京都の「芋棒」も、「身欠きにしん」もそうして生まれた郷土食じゃないか。てなわけで、今日は、作り過ぎの白菜漬けと1切れ100円の鱈(薄塩)があったから豆腐と野菜屑を足して、余計な塩は加えず昆布出汁だけでザッと煮た。

青森の郷土食「じゃっぱ(雑把)汁」をイメージしたのだが、塩気が足りなくて食べる際にポン酢をひとたれ。なんのことはない、「じゃっぱ汁」変じて「鱈ちり」もどきになってしまった。でも旨かったから、まあ、合格だな。

ホテル難民をもてなす

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「もてなし」の本を書いたものの身についていない。今日、友人の紹介で中国の母と息子を迎えた。東京のホテルが取れないとのこと「ホテル難民」だ。こちらもがんばって、布団類を入れ替え、会話の暗ちょこや電子辞書やメモも用意したが、心が空回り。「ホスピタリティ」には、経験と使いこなした道具が必要だと痛感。早々に部屋を明け渡して鮨屋でひと息。ツカレタ~~(^^;)


さて、中国人母子に部屋を明け渡したあと、思いついて親戚に行かず都内某所のカプセルホテルへ。今夜の東京はイブのためどこも満杯。APAの某店は6万以上のぼったくり! こちらがホテル難民になりかけたが、運よく空きがあった。ここは3800円。大浴場付き、明日のバイト先にも近い。何十年ぶりかのカプセル体験だが、それにしてもこの畳一畳ほどの狭さは昔と変わらないナァ。少しワクワク!

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心ざわつく師走

師走はいつも冬至忠臣蔵に心奪われて落ち着かない。今夜も、2004年のNHKドラマ「最後の忠臣蔵」を見たら心がざわついてたまらなくなった。TVドラマの手練れ、亡き池宮彰一郎とジェームズ三木が組み、「大地の子」「功名が辻」の上川隆也が主役なのだから、見せる魅せる。「吉良長屋カスガイ封鎖」の考証も新しい。でも見せ場の一つ吉良隣家の旗本(&ご先祖?)土屋主税の立てる高張提灯の家紋が九曜紋なのが変だ! 土屋本家の表紋「三つ石」に遠慮して分家の裏紋をつけたのか?昔の映画とは違うぞ……あぁ、気になるのぉ。

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